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第2話〜猫ショップと至福の猫時間〜

第2話〜猫ショップと至福の猫時間〜


「ステータスオープン」


水戸恵那 人間 16歳 Lv2


体力10/10

魔力20/20

防御力5

攻撃力4

素早さ4

幸運10

猫力60


スキル

異世界言語Lv.-

鑑定Lv.1

猫の友達 Lv.1

猫変化 Lv-

猫ショップLv.1



シフォン シンフォレストキャット Lv.2


体力16/16

魔力40/40

防御力20

攻撃力22

素早さ35


スキル

ひっかき Lv.2

猫パンチLv.2

猫ひねりLv.1

猫の毛づくろいLv.1

猫の夜目Lv.1


うん、こんなんだよね。

ニワトリしか倒してないもん。


私なにもしてないしね。

別に最強!とか望んでないよ?

でも、こう、少しは期待するじゃん。

定番じゃん。


それにしてもシフォンのステータス

すごい上がってるなぁ。全部10は上がってるよ。

スキルも上がってる。

たくさん使ったからかな?


シフォンが傷つきにくくなったって事だもんね。嬉しい。


あ、シフォンの種族がシンフォレストキャットになってる。ミールさんが登録したからかな?


でも、シフォンに戦いを任せてばっかりは嫌だなぁ。

私も戦えるようにならなきゃね。




程なくして、2匹目のオンドリスを見つける。

シフォンが難なく倒した。

猫パンチ二回ですよ、二回。


うちの猫は強いね、可愛いね。

勝ち誇ってにゃーんとか萌えるよね。

別に、逃避してる訳じゃないよ。現実を見据えてるだけ。

オンドリスを回収して次のオンドリスを探す。


あ、見つけた。


「シフォン、次は私が戦ってみるね。」


「にゃーん。」


そんな、大丈夫なの?みたいな顔されると

辛いよ?大丈夫な、はず。


でも

「危なかったら助けてね。」

「うにゃ」

いい返事だ。


さて、私は武器を持っていない。

あるのは拾った棒だけだ。


ひの○の棒じゃないよ。


シフォンが可愛い肉球猫パンチで勝てるんだから

棒を使ったら余裕だよね。うん。フラグじゃないよ。


オンドリスと目があった。

あ、これ結構怖いな。


オンドリスが私のところに走ってくる。

もう、やるしか無いね。


「えい!やぁ!とう!」


どうやら自分は焦っているとどこぞの剣道の掛け声みたいな声を出すらしい。


棒で叩くだけだけど、全然当たらない。

華麗に避けられてる。


あ、いまほくそ笑んだな。オンドリスのくせに。


やっと、当たったけど、つつかれたてしまった。

すごい痛い。


でも、我慢するしかない。


何度か突かれ叩きを繰り返してようやくオンドリスを倒すことができた。


体力が5まで減ってるよ。危なかったね。


でも、初めて倒した魔物なのか達成感が気持ちいい。


「シフォンはすごいね。私はニワトリですらこんなんだよ。」

不甲斐ないなぁ。


「にゃん!」

え?私に任せろって?

そうだね、これから少しづつ強くなるよ私は。


とりあえず、立つのがきついから座ると

シフォンは私の傷を舐めてくれた。


「あれ、傷が治ってく。」


「にゃう。」


あぁ、猫の毛づくろいの効果か。

大丈夫?って気持ちがすごい伝わってくる。


すごいなシフォンは。

もう、可愛すぎて涙が出るよ。


不甲斐ないから泣いてるんじゃないよ。

可愛いから泣いてるの可愛いから。大事だから二回言わせてもらいます。


そう言えばお腹が減ったね。3匹倒したし

そろそろ帰ろうか。


シフォンに帽子になって貰って街に向かう。


うん?まてよ?シフォン帽子を被って戦ったら

身体強化が使えたじゃん。


あー、なにやってんだ私は。


初めての魔物狩りは反省点がたくさんありました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


街について、冒険者ギルドに向かう。


オンドリス3匹納品しなきゃね。

ご飯も食べたいし、そろそろ日もくれるから宿を取らなきゃね。


受付にはミールさんがいたのでミールさんに

オンドリスを渡す。


「はい、確認しました。オンドリス三体ですね。素材はどうしますか?全て引き取りをしても?」


あ、そう言えば猫ショップは魔石が必要なんだっけな。


「魔石はこちらで引き取ります。他はお金にしてください。」


「分かりました、では魔石分の料金を引きまして銀貨3枚ですね。解体はこちらでやります。D、Eランクは解体費用はかかりませんので少しお待ちください。」


おお、解体のお金はいらないのか。

嬉しい誤算だね。


しばらくして銀貨3枚と魔石3つを受け取る。

ついでに安い宿を聞いておこう。


「ミールさん、宿を紹介して欲しいんですけど。ありませんか?」


「そうですね、銀貨3枚ならご飯を含めると普通の宿の一泊分です。ギルドを出て左に歩いていくと宿屋マーニがあるのでそこなら泊まれますよ。」

おぉ、ギリギリ泊まれるのね。

お礼を言ってギルドを出た。


しばらく歩くと、マーニと書かれた看板が見える。


「すみません。一泊宿泊したいんですけど。」



「はいよ、一泊ね。夜ご飯は今から1時間後だよ。体拭きたきゃ水は自分で汲んでおくれ。タオルは置いてあるから」

愛想のいいおばちゃんが奥から出てきて聞いてくる。


そうか、お風呂がないのか。盲点だった。

私は髪の毛は短いからそんなに汚れてないけど。やっぱり洗いたかったな。一応女の子だしね。


銀貨3枚を渡し、部屋に入る。

うん、普通かな。ベットがあるだけ。

綺麗な感じがするから良かったよ。


シフォンは帽子から戻って早速ベットを確かめている。自由だね猫は。


私も疲れてるから今すぐでもベットに飛び込みたいけどやらなきゃいけないことがある。



猫ショップを確認しなきゃね。魔石も手に入れたし。


「猫ショップオープン」

ステータス画面と同じように猫ショップ画面が出てきた。


おぉ、猫グッズが沢山だ。猫じゃらし、爪研ぎ、猫じゃらしに猫じゃらし

猫じゃらしに、また猫じゃらし。


猫じゃらし多過ぎるよ。


目的のものはあるかな?

あ、あった。


普通の猫缶「猫が大好きなツナ猫缶防御力が1上がる。」 魔石1つ分。


なにそれ。防御力あがっちゃうの?猫缶で?

魔石1つ分かぁ。高いか安いかはわからないけどシフォンのご飯は私のご飯より大事だからね。


魔石を持ってイメージで猫缶と交換するよう念じる。

すると、ふっと消えて猫缶が出てきた。

神様が言った通りだったね。

不思議な感じ。


お、意外に大きいじゃん。

これならシフォンもお腹いっぱいになるかな?


シフォンに猫缶をあげると、嬉しそうに食べ始めた。

ごめんねお腹減ってたよね。


にゃーんとひと鳴き。

気にするなって?まったくシフォンははいい子なんだから。


食べ終わったシフォンは防御力が1上がっていた。

これ、シフォンどんどん強くなるんじゃないかな?

そのためには稼がないとね。



食べ終わって眠ったシフォンの肉球をムニュムニュしながら楽しんでいたら私の夜ご飯の時間になった。


食堂に行くと、おばさんがご飯を持ってきてくれる。


うん、美味しそう

少し怖かったけどこれなら食べれそうだ。


パンとスープ、それから鶏肉かな?のソテーみたいなのだった。


すごく美味しい。

よく考えたら1日なにも食べてなかったね。

そりゃ美味しいよね。


食べ終わったら眠くなったので寝ることにする。


ささっと体を拭いてベットにダイブ。


はぁ〜疲れた。オンドリスしか倒してないけど

ものすごく疲れた。


でも、癒しが待っているんですよ。

そう、可愛いシフォンとおねんねタイム!!

夢にまで見た猫とおねんね。

幸せだね。


シフォンは基本的に私のすることに文句を言わない。

素直に撫でられてくれるし抱きしめさせてくれる。


猫の性格?なにそれ?シフォンはいい子だよ。特にシフォンは可愛すぎるね。


しばらくモフモフを堪能してから眠りにつきました。

えぇ、よく眠れました。幸せです。

お読みいただきありがとうございます!


感想など頂けると喜びます

やる気になります、よろしくお願いします

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