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假素魔家の日常  作者: 皐月うしこ
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天然ぶり降臨

もしも仮に、これがお嬢様宛の荷物であれば、わたくしは旦那様に殺されます。

ご自分で買う能力のないお嬢様本人ではないにしろ、これをお嬢様に送ってくるような輩がいれば、わたくしは即刻排除の対策を講じねばなりません。


「荷物はすべて私への贈り物でしょう?」


* * * * *


ああ、亜利紗お嬢様の残念な思考回路は、いくつになってもご健在です。


「贈り物とは限りませんよ。大体、このような代物がお嬢様への贈り物でしたら困ります。」


「あら、お風呂でとろけれるなんて素敵だと思うわ。」


脳みそがとろけているだけでは不十分だと?

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