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スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜  作者: 櫛田こころ


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第743話 パーティーにつきものと言えば

 諏訪賢斗です。


 異世界転生したけど、ちゃんと二十歳になってお酒も解禁されました。


 今日は誕生日パーティーってことで、少しくらい羽目を外すことも許されているんだけど……けど。


 祝われる、僕張本人以外がやり過ぎたので、今現在片付け中です。


 レイザーさんとエディが盛り上がり過ぎて、お酒で場外ホームラン状態に。


 便乗して、ジェフさんも……なんで、お酒飲み過ぎちゃうんだろう? 大人ってわかんない。


 仲間入りはしたけど、まだ感覚としては未成年の意識が強いから最初にもらった薄めの果実酒以外は飲んでいません。



「「まったく、もう~~……」」

「仕方ないというか」



『シリウスの風』の残っているメンバーがため息をつくのも仕方がないよね? エディは違うけど、僕じゃ運べないので……リリアさんじゃなく、側仕えのギルハーツさんが運んでくれた。おじいちゃんだけど腕っぷしは若い人とそんなに変わらないらしい……。どんな鍛え方をしているか、ちょっとだけ気になった。


 ちなみに、残りのふたりはジェフさんとレイザーさんをいっしょくたにした運び方でシェリーが頑張ってた。前から知ってたけど、細いのに馬鹿力くらい強いんだよね……これって、所謂羞恥プレイ?ってやつかな??


 念のために、トラヴィスもついていってくれたから人数が一気に減っちゃった。まだご飯が残っていたから、僕とかは食べなよと、残っていたエリーに言われたけど。



「君は食細いわけじゃないけど。今日は主賓なんだから、もっといいのよ?」

「満足はしているんだけど……」

「それだけで?」



 エリーももとからたくさん食べる冒険者だから、僕の許容量を見ても少なく見えるみたい。いつも力仕事しているけど、試食とかでつまんだりするからがっつり食べるのってあんまりないんだよね? 特に、ここ最近はラティストが夜はいないからカウルとスインで食べきれる量でしか調理していないし。



「もっと食べた方がいいかな?」

「ぷくぷくは嫌だけど、ケントならいいかも」

「え、そう?」

「パン作りで動いている分、ちゃんと食べた方がいいと思うのよ? 皆のことばっかり気にかけ過ぎているんだもの」

「まあ、ね?」



 今はアルバイトをふたりも雇っているし、経営面ではきちんと収入が安定しているかどうかも気にしなきゃいけない。


 だけど、ロイズさんたちと帳簿のつけ方をにらめっこしているので、そこの心配はあまりない。むしろ、稼ぎすぎで貯金が結構あるからとギルドの口座には与かってもらっているけど。



「ケント。ケーキはまだ食べるか?」

「あ、はい。せっかくなので、もう少し」



 お師匠さんに呼ばれたので、切り分けてもらったケーキのお皿を受け取る。甘いものは別腹って言うけど、皆で作ってくれたものだから美味しいうちに食べておきたいしね? 


 二回目になるけど、今度はクリームがよく馴染んでさらに美味しく感じた。


 こういうのを売りに出すなら、マーベラスさんとの容器問題解決が出来たら……プラスチックのボトルでも作ってもらって、端切れのカステラとかと詰めるのも美味しそう。フルーツはシロップ漬けもいいかもしれない。


 ひとまず、パーティーはお開きになったけど。残りのケーキは僕とかがいつでも食べれるように亜空間収納の中に切り分けて包んだものを入れておくことになりました。


 エディたち酔っ払いの方は、翌日二日酔いで頭痛が酷かったけど……。

次回は水曜日〜

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