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 瓜が流れていく。それを見つけたのは山奥に住む鬼。


 人間に迫害され続けて来た鬼だ。


 その鬼が瓜の上に載っている人の子を見つけたのだ。


 子捨てだった。女の子であった。


 食べてしまおうか、見捨てようか真剣に悩んだ末に保管することになってしまった。


 育てて大きくなってから食べてしまおう。


 こうしていくうちにどんどん愛情を注ぐうちにまるで我が子のように愛してしまいとうとう鬼の夫婦は食べられなくなってしまったのです。


 鬼は夜に子供を出させて運動しました。


 仲間の鬼たちにばれないように。


 しかし鬼と言えども好奇心のあるもの。


 やがて子供はすくすく育ち織物をするようになりました。


 鬼の夫婦は収入も増え育てた甲斐があったと大喜びしました。


 しかし、いつまでもこの夫婦の不正を見過ごすわけにはいきません。


 とうとうほかの夫婦の鬼の子によって惨殺されてしまったのです。


 もちろん、その鬼の子は親のいいつけで殺したのは言うまでもありません。


 育ての親はその鬼の子を惨殺しました。


 以後、人間の子捨てを鬼が拾ってきては織物をさせ、他の鬼が復讐するという復讐の連鎖が起きてしまいました。


 これが瓜子姫伝承の真のお話。

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