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瓜子姫と天邪鬼の冒険譚  作者: らんた
おてんば瓜子姫と教育係の天邪鬼
51/122

~序~

<ここは山の上の空界 天邪鬼が住まう場所>


 「姫、危のうございます!!」


 「大丈夫よ、これぐらい!!」


 姫は今日も2階のベランダからするりと排水溝を使って降りてくる


 「テオ王女!!」


 「うるさいわねえ!! これでも食らえ!!」


 そう言うとくるっと回って足蹴りを食らせた。


 「ぐあっ」


 「ふっふっふ、これぞ武術の成果よ、サオ」


 サオは起き上がる。


 「王女、いけませぬ。このままではだれも嫁に来なくなってしまいます」


 「ふっ、それこそ天邪鬼の真骨頂。男らしく、女らしくなんてまっぴらごめんだわ」


 「このままでは私の首が飛んでしまいます」


 姫のいたずらはひどかった。門にタライが落ちるよう細工する。毛虫を宮中の女性に付ける、男顔負けの武術をこっそり城下町の道場で身に着け……武術を披露するなどさまざまであった。


 これは加賀、後の石川県に伝わる変わったお話。



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