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瓜子姫と天邪鬼の冒険譚  作者: らんた
天邪鬼の恩返し
34/122

~序~

偵察を見破られた。隠れ蓑で姿を隠し、飛行をしていた。敗走だった。鬼として屈辱だった。傷が深いのか飛ぶ力もなくなり、やがて低空飛行となり、さらに空から落ちた。脚をくじいた。


 (俺はここで死ぬんだ)


隠れ蓑はずたずたに破れ、己の姿を現した。赤鬼の少年だった。そんなとき、1人の娘が駆け寄ってきた。


「大丈夫ですか!」


 人の子らしい。警戒した。鬼として成敗されるのではないかと。でも違った。


「今、包帯巻きます。待ってて」


 そういって家に戻って包帯を持って来る。


 「いいのか、俺は鬼なんだぞ。人間に害するかもしれん」


でも黙って包帯を巻く少女。


 「ありがとう」


 「君の名は?」


 「私の名前は瓜姫」


 「僕は天邪鬼のトト」


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