詩あ 閉ざされた未来 ―英雄なき世界、後に―
掲載日:2021/09/09
「後悔ばかりが募っていく」
「誰にももはや、あれは止められない」
「そう、たとえ今この場に奇跡が起きて、かつて世界を救った英雄が戻ってきたとしても…」
今さら振り返っても もう戻れない
この道は一方通行だから
かつて 過去の世界がまぶしくて
あの日の光景すら直視できない
この瞳が映すのは 荒廃してしまった街並みだけ
「彼が作ってくれた平和を無駄にしてしまった」
「我々はなんと愚かなのだろうか」
「分岐点はとうの昔に。ここに来てしまってはもう…」
人々の平和は
輝いていたあの笑顔は
確かにあった事実なのに
いつの間にか間違えていた
これから歩むべきは 閉ざされた道
絶望にしかつながらない 暗がりの道
守れなかった未来が
伸ばした手の先から 意地悪に遠ざかっていく
「ストーリー」
かつて滅びにひんしていたこの世界を英雄が救ってくれた。
しかし、私達は英雄が残してくれたものを無駄にしてしまったのだ。
愚かな選択をしたものだ。
振り返ってみて、この愚かさにようやく気が付いた。
我々は己の背中を少しも顧みなかったから、とうとうここまで来てしまったのだ。




