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放課後になり、郷田兄の元へ行き、郷田の家に向かう。
その途中、郷田兄は朝と比べられない程るんるんとしていた。
少し不安になりながらも郷田兄について行くと三階はありそうな豪華な家の前で止まった。
「ここが将来、藻太郎と暮らす事になるかもしれない家だよ」
と郷田兄が笑顔で話しかけてくる。
「へえ、立派な家ですね。もしかして希の家って金持ちですか?」
「それはわかんないよ、気にした事ないし。それよりも藻太郎、入ろうよ」
と言うと郷田兄は俺に手を差し出す。
「手は恥ずかしいから良いよ」
と俺はテルを見る。
「そうですよ、こんな所で手を繋ぐのはちょっと恥ずかしいですよ」
とテルに言われた、郷田兄は一瞬、テルを睨んだ後、俺を見て
「そうだよね、じゃ入ろうか」
と郷田兄を先頭に家の中に入る。
家に入るとエプロン姿の女性が居た。
相原さんなのかなと思いながら待っていると
「相原、相原ってもしかして、女優の相原さんですか!」
とテルが素っ頓狂な声を上げる。
「はい女優の相原です」
と相原さんは頭を下げる。
それを見て俺も思い出す。
そういえば最近テレビで見る人だ!でもアイドルもやっていなかったっけと思い
「アイドルもやってますよね」
と俺は興味本位で聞いてみる。
「はい、アイ原という苗字なのでアイドルもやっております」
と冷静に答える。
相原だからアイドルってどういう事?と疑問に思っていると相原さんは
「ちなみに芸能界の仕事は全部ひと通り網羅しているのでテレビに出たい際は私に御用命下さい」
と笑顔で話しかけてくる。
テレビに出たい際は御用命ってどういう意味?と思いながらもまあいっかで飲み込む
「それよりも相原さん、案内してよ」
と慣れた口調で郷田が相原さんに命令する。
「はい希様、皆様リビングにご案内いたしますね」
と俺たちは相原さんに着いて行く。




