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10話

「負けっちゃったよー、どうしようお兄ちゃん」


と郷田妹が兄に泣きついていると


「良い勝負だったな、でも俺が勝ったと言うことは藻太郎を諦めるってことだな」


と郷田兄妹にニヤニヤしながら言うと郷田兄は妹に耳元で何か囁いた後


「何を勘違いしているんだい兵頭さん、これで勝ったと思うなよ、我らは郷田兄妹、2人で一つ、なら僕を倒さないと勝ったことにはならないんじゃ無いかなぁ」


と両腕を組みながら、兵頭さんを挑発すると兵頭さんは笑いながら


「それは、面白い、いいぜ、お前も倒してやるからかかってきな」


「そんな、余裕ぶっていられるのも今のうちだ、僕の格ゲーを見せてやる」


と兵頭さんの挑発を郷田兄も挑発で返すと郷田兄は妹が座っていた席に座りコインを入れ、試合が始まろうとしていた。


試合が始まろうとしていた時に俺は急に後ろからちょんちょんと袖を引っ張られたのでなんだろうと思い振り返ってみると


「藻太郎、ちょっとだけ付き合って」


と郷田妹に小声で言われたのでちょっとだけ怖いなと思っていると


「お願い」


と真剣な顔で呟かれたので俺はどうしたんだろう、でも怖いな、どうしようと思っていると


「お願い」


とまた真剣な顔で呟かれたので俺は怖いけど勇気を振り絞り


「分かった」


と答えると郷田妹は俺の袖を引っ張りながら


「こっちにきて」


と言うので俺は引っ張られるままついて行くのであった。


郷田妹に引っ張られたままついていくと、そこにはプリクラがあった。


プリクラなんて見たことあるけどやった事無いなと思っていると


「藻太郎、一緒に撮ろう」


と俺の袖を引っ張り誘ってきた。


俺はこの誘いに怖さよりも女の子と一緒にプリクラに入るというシュチュエーションに緊張で動けないでいると


「藻太郎、行こう」


「ねえ、藻太郎、行こう」


「行こうよ」


と何度も催促されたので俺は精一杯の頷きで返すと郷田妹は喜びながら俺を引っ張り、プリクラの中に入って行く。


プリクラの中に入ると突然、郷田妹は頭を下げながら


「藻太郎、今まで、本当にごめんなさい」


と謝罪をしてきたので少し、恐怖が和らいでいると


「藻太郎、本当に今までごめんね、言い訳になるけど理由を聞いて」


と言ってきたので俺は頷く、


「ありがとう、藻太郎、最初、兄貴を不登校にした藻太郎がどんな奴なんだろうと憎んでたんだ、そして学校に兄貴の変装して乗り込んだらさ、藻太郎がいてね、こんな弱そう奴が兄貴を不登校にしていたのか?と疑問に思って藻太郎に話しかけたらさ、藻太郎は『何を買ってくればいいんでしょうか』と言ってきたじゃん、その時また訳が分からなくなって、言う通りに何かを買いに行かせたのね」


と言うと少し笑い


「そして藻太郎は私に買ってきたじゃん、その時に思ったのよ、この可愛い生物は何?、なんか罪悪感が半端なくないと、その時さ兄貴が不登校になった理由が分かった気がしたのよ、藻太郎にこんな事させるなんていけないって、でもね」


と言うとニヤつきだして


「同時に思ったのよ、お兄ちゃんは馬鹿だって、こんな可愛い生物が私に運んで来てくれるのよ、それは藻太郎の成分を体に取り込んでいるのと一緒じゃないって、本当にお兄ちゃんは馬鹿だって、ああ駄目ねあの日々を思い出したら駄目ね、ああ、駄目ね、もう無理」


と言うと郷田妹は俺の肩を掴み


「藻太郎、アイスクリーム買いに行って、お願い、近くまで行くし、2人分出すからお願い、お願い私にアイスクリームクリームを買って運んできてお願い、お願い」


と突然言われ、今までの怖さと別の怖さを感じたのである。


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