閑話:蒼銀の記録。巡る運命の軌跡
読んでいただきありがとうございます。
第20話を目前に控え、ここで一度メグルの歩んできた激動の日々を振り返ります。
名もなき「泡」から始まり、いかにして今の力を手に入れたのか。
獲得したスキルや、共に歩む仲間たちの記録を整理する特別な休息(閑話)です。
激戦の余韻が残る森の夜。
俺はエルナの膝の上で、静かに核を休ませていた。
目の前には、先ほど仕留めたスペシャリスト級の魔腐犬の残骸が転がっている。
(……あそこで止まってりゃ、今頃俺は弾け飛んでたな。……マジでギリギリだった)
ふと、これまでの歩みが脳裏をよぎる。
■ 現在の階層
・個体名:【メグル=ミュータント(変異種)】
――最弱のコモン(凡庸種)から、数多の捕食を経て理を外れ始めた姿。
■ 獲得した主なユニークスキル
【変幻捕食】:全ての原点。喰らった者の姿と力を奪い、俺の血肉とする。
【銀弾】:魔銀狼の成分を凝縮した、俺の身体そのものを撃ち出す必殺弾。
【デッド・オア・アライブ・ルーレット】:運命を賭けたギャンブル。いつ止まるか、何が出るか、全てが博打。
【運命の上書き(ラスト・スピン)】:
「ハズレ」の出目で停止しかけた針を、強引に「もう一弾き」する究極の強制介入。
一度使えば蓄積した魔素のほとんどを喰らい尽くす諸刃の剣。失敗すれば核が砕け、成功しても後がない、正真正銘の「最後の一回」。
■ 共に歩む【蒼銀の三傑】
・シュヴァルツ:ユニークスキル【金剛鱗】を纏う不動の盾。
・アザミ:ユニークスキル【空間瞬歩】を操る音なき刃。
・フェンリス:ユニークスキル【魔素捕食】を振るう魔狼の長。
■ 振り返りの断片
前世で二文字の苗字(白河)に縛られ、記号として摩耗していた日々。
今は違う。俺は自ら「メグル」と名を刻み、運命の針を弾く側になった。
目の前のスペシャリストを喰らえば、俺はさらなる高みへ至るだろう。
準備は、整った。
振り返りにお付き合いいただきありがとうございました!
運命の針を強引に動かす「ラスト・スピン」。
魔素を全消費するリスクがあるからこそ、あの瞬間の逆転が輝きます。
ついに今夜20時、第20話。
第1章【蒼銀の守護者編】、ついにクライマックス。
スペシャリストを喰らい、メグルが新たな「極」へと至る瞬間をお見逃しなく!




