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運命は回して決めろ!〜転生先がルーレットの針の気分次第だった件〜  作者: かんこくのり
蒼銀の守護者編

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進化先すらギャンブル。俺、泡をやめるってよ

読んでいただきありがとうございます!

第1話で「進化フラグ」が立ちましたが、さっそく雲行きが怪しいです。

運命のルーレット、第2スピン開始です!


 魚の魔物を喰らった瞬間、体に異変が起きた。

 熱い。

 泡だけの体のはずなのに、芯から焼き切れるような熱量が溢れ出してくる。

『個体限界を突破。条件達成により進化が可能です』

 脳内に響く無機質な声。

 同時に、視界にあの忌々しくも頼もしい【運命輪ルーレット】が浮かび上がった。

 だが、今度は盤面が黄金色に輝いている。

「進化……! やっと、この不自由な泡とおさらばできるのか!?」

 期待に胸を膨らませ、俺は盤面の選択肢を凝視した。

 そこには、俺の「次の人生」を決める四つの種族が並んでいた。

・ピラニアバブル(魚の牙を持つ攻撃型。見た目が怖い)

・アシッドバブル(触れたものを溶かす酸の泡。強そう)

・ただの洗剤(いい匂いがする。汚れを落とす。戦闘力ゼロ)

・【極稀】ミスティック・ドロップ(詳細不明。枠が極小)

「……ちょっと待て。三つ目、おかしいだろ」

 ただの洗剤。

 二度見した。三度見した。だが、文字は変わらない。

 汚れを落とす? 戦闘力ゼロ?

 異世界まで来て、魔王軍の鎧を洗濯して一生を終えろっていうのか。

「ふざけんな! 洗剤だけは……洗剤だけは絶対嫌だぞ!」

 俺の拒絶を無視して、ルーレットが回り始める。

 運命のスピン。

 高速で回転する針。

 ドラゴンの時と同じだ。俺の意志なんてこれっぽっちも関係ない。

 針の気分次第で、俺の種族が決まる。

「……ッ、止まれ! アシッド! せめてピラニアでもいい!」

 祈りを込めるが、針は非情にも減速を始める。

 ピラニアを通り過ぎ、アシッドの枠も超えていく。

 そして。

 針は吸い込まれるように――『ただの洗剤』のド真ん中で止まりそうになった。

「嘘だろ!? 止まるな! 動け、動けよッ!!」

 絶望が脳内を支配する。

 カチッ、と。

 針が完全に『洗剤』に重なった、その瞬間。

『スキル【運命輪】が共鳴します』

 キィィィィィィン!

 耳鳴りのような音が響き、視界が真っ白に染まった。

 強制的な魔力の奔流。

 止まったはずの針が、まるで誰かに指で弾かれたように「ズレた」。

 針が滑り込んだのは、洗剤の隣にある――針一本分しかない【極稀】の枠。

『個体名:バブルレイス から 【極稀】ミスティック・ドロップ への進化を開始します』

「な……っ!?」

 次の瞬間、俺の体は弾け、凄まじい光に包み込まれた。


最後の最後でスキルが暴走(?)してくれました。

洗剤にならなくて本当に良かった……。

次回、第3話ではついに新形態『ミスティック・ドロップ』の能力が判明します。

泡から何に変わるのか、ぜひチェックしてください!

面白いと思ったら、下の【☆☆☆☆☆】やブックマークで応援いただけると最高に嬉しいです!

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