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DQNはシ刑!貴様はラミアの丸呑み刑だ!!  作者: 虎竜 星子


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番外編 木場ファミリー物語~ガルーの父世代編~

ラミアのラーラの心強い協力者であるウェアウルフ興信所所長:木場ガルー。

今回は木場所長とその家族のストーリーを取り上げていきます。



木場所長は、『魔物の世界』のウェアウルフの父親と、人間の母親の間に生まれました。

父親は人間界に留学したウェアウルフでベンチャー企業の社長。

そして、父親の、歳の離れた兄、つまりガルーの伯父はウェアウルフ興信所の先代所長でした。



ガルーの父親一家はそこそこ地位のある家系の為、ファーストネームだけは存在してました。

兄はガオーム、弟はガルム。

2人の両親は、魔物の世界のとある街で、議員を務めてました。

※両親も名は有りますが、割愛します。

しかし、ガオームが15歳、ガルムが6歳の時、突然街を襲ってきた野生のラミアの群れに、コ⚫︎されてしまったのです。

本来なら野生の魔物は、ナワバリに侵入した者を⚫︎したり捕食したりするのですが、ナワバリ内でエサ不足に悩まされた為and発情期に入った故に()()を確保する為、新鮮かつ大量のエサと雄の魔物を求めて、集団で街に攻め込んだのです。

なんと!外壁もよじ登れる蛇胴体である為、街のゲート(出入口)ではなく、外壁のてっぺんから飛び降りて奇襲したのでありました。

雄・男性魔物の若い町人2、3人は、野生のラミア達に無理矢理()()()()()()()()()()()()をされ、無理矢理子種を奪われ、グッタリしたところを()()()()()()()()()として捕食されたのでありました。

街の惨状に駆けつけたガオーム・ガルム兄弟の両親は、魔物の幼体(町人)や、か弱い個体を避難させてましたが、10匹の野生のラミア達に取り囲まれてしまいました。

「シャ~ッ!シャーッ!!」

我々人間達の為に訳すと

『美味しそうな人狼だ!食ってやる!!』

と。

男性魔物でも、子を作った者には興味が無いようです。

従って、父親も()()()()扱いしてます。

1、2対1なら敵ではありませんでしたが、多勢に無勢…。

ラミアの集団にリンチされた挙句に、丸呑みされてしまったのです…。

両親の手で安全な場所に隠されていた、ガオームとガルムの目の前で。

兄ガオームは戦闘はできますが、両親より

「ガルムをしっかり守ってやって。」

と言われていた為、幼い弟を守ることに専念しておりました。


「待て!知性を持たない、ただの化け物ラミア達よ!!」

街の警備隊である悪魔(デビル)兵が駆けつけました。

「君たち!大丈夫か?ケガは無いか??」

隠れていたガオーム・ガルム兄弟も悪魔兵に保護されました。

悪魔兵はヤリや剣などの武器を用いたり、魔法を駆使して野生のラミアたちと戦闘。

野生のラミアは知性が無いゆえに言葉を発しない為、魔法は使えません。

しかし、野生ゆえに凶暴かつ残酷、怪力で強力な毒を持っています。

と、言っても、戦闘のプロである悪魔兵の敵ではありませんがね。

ズバッ!!

「グギャーッ!!!」

グサグサグサグサ…!!

「グゲェ~!!」

「喰らえ!氷の魔法、ブリザード!!」

「ギェェェェェ!!」

個人プレーばかりの野生のラミア達は、チームワークの優れた悪魔兵達に全て退治されました。

町人魔物やガオーム・ガルム兄弟の両親を丸呑みして腹が膨れたラミア達の上半身の方の腹を切り裂いて救出しましたが…、両親達は絶命してました…。

一部の町人も…。


「兄さん…パパとママがタヒんじゃった…。」

泣きじゃくる幼いガルム。

そんな弟に、

「良いかガルム。父さんと母さんは街の人たちと、オレ達を守ってタヒんだんだ。父さんと母さんとタヒを無駄にしないよう、強く正しく生きていくんだ。兄ちゃんは、これから興信所を立ち上げる予定なんだ。お前にお腹いっぱいご飯を食べさせてあげる為にな。いきなりは稼げないから初めは大変だけど、アルバイトもしたり、狩りを沢山して、お前が飢えないようにするからな。」



兄のガオームが父親代わりになって、後のガルーの父親:ガルムを育てたのでありました。

魔物の世界の『学校』は、大学しか有りません。

しかも、地位のある魔物からの紹介状を持つ『学問に優れた魔物』か、『お金持ちの魔物』だけしか行けない場所なのです。

なので、勉学は、兄や近所の大人の魔物達が、ガルムに教えてあげてました。

様々なことを学んでいくうちに、ガルムは人間界と()人間に大変興味を持ちました。

大人になったら、人間界に留学しようと強く決意してたほど。

兄に、そのことを相談すると、

「唯一の兄弟であるお前を、未開の地である人間界に行かせるのは少し不安だが、今後のこの世界の発展と異文化交流の為には見聞を広めることは大切だからな。それに我々は人間がベースの魔物だ。普通にしていれば人間界の人間と大差ないしな。相当の努力が必要だが、お前は頑張り屋だからな。自分の信じる道を進んでけ。オレも応援するぞ。でも、ピンチになったら無理するなよ。お前の身に何かあったら、タヒんだ親父とおふくろが悲しむからな…。」

兄ガオームは弟ガルムの人間界行きを、ある程度認めてくれました。

弟の為に、兄はシティ(大型都市)のメガバンクに行って、財産の半分くらいのギーガ(この世界のお金の単位)を人間界のニホンと言う国のお金に両替をしました。

それを留学資金として、渡したのでした。

「ガルムよ、住まいの確保や新生活準備の為の資金として使え。そこそこ残ると思うが、それはいざという時の為に取っておき、なるべくお前自身の手でお金を稼ぐんだ。」

「ありがとう、兄さん!僕が行く人間界の国は、働きながら学べる学校があるんだ。『ていじせい』と言う、昼は働いている人が夜に勉強しに行く学校が。そこに入学できるよう、そこから頑張るよ。まずはもっと、ニホンの国の会話を勉強しないとなwww」

「頑張れよ、ガルム!!お前はオレの自慢の弟だ。この世界から応援するからな⭐︎」



兄とのお別れを済ませたガルムは、『魔物の世界』の魔物なら、ある程度能力を持っている者なら使える、異世界ワープを使い、人間界に旅立ちました。

マッキリー公国※から来た留学生と言うテイで、留学生用の賃貸を何とか借りました。

※この物語の地球の人間界にある、架空の国です。

マイナーな国から来た留学生が部屋を借りることができたのは、兄が工面してくれた、お金の力が強かったですがね。

昼は工場で働き、夜は定時制高校に通いました。

必タヒの努力により、日本語はすぐに話せるようになったので、仕事も定時制高校も問題有りませんでした。

それどころか、仕事は真面目に取り組み、作業も早い&正確にこなしていた為、高く評価されてました。

高校の方もテストの点は数学以外は75~90点と、成績は良い方でした。

※数学は苦手らしく、50~60点が多かった。


工場のバイトで、『出会い』も有りました。

木場マキと言う、4歳歳上の女性の先輩です。

初めは単なる先輩後輩の関係でしたが、そのうち、()()の方からアタックされたのです。

ガルムは確かに、マキさんに対して()()()()()()()を持っている。

しかし、自分は()人間ではない。

人狼に変身する魔物だ。

そんなことを知ったらドン引きされるのでは?!?!

そんな心配をしていたので、告白された時に正直に打ち明けました。

「マキちゃん、大事な話があるんだ。俺はマッキリー公国から来たと話してるけど、本当は、この世界とは全く違う世界から来たんだ。確かにマッキリー公国にはウェアウルフの末裔が少数住んでいるけど、俺は『魔物しか住んでいない』世界から来たウェアウルフなんだ。」

「そう…なんだ…?」

「驚いたよね…。異世界の魔物と交際はムリと思ったら、『告白』撤回してくれて大丈夫です。」

「驚いたけど、逆にもっと貴方が好きになっちゃったwww純粋で、真剣に人間と仲良くなろうと努力してるし。それに普段は普通の人間と変わらないんだし。下手な人間より人間らしいしね♡」

「木場先輩…いえ、マキさん!ありがとうございます。」

晴れて交際スタート。


ガルムはお金をある程度貯めたら、『魔物の世界』から人間界に移住してきた魔物達が就職に困らないよう、人材派遣会社を創りたいことを、彼女(マキさん)に打ち明けました。

「僕らの世界の魔物達の中には、人間界や人間にとても興味を持ち、共存したいと思っている者が増えてるんだ。人間の姿を借りて暮らしていくにしても、職がないと暮らしていけない。でも、僕のようにすんなり職に就けるとは限らない。そんな魔物達を雇用していく会社をね。勿論、魔物達の各々の長所を活かした仕事をしていくつもりだ。」

マキさんは、

「例えば、どんなことを?」

ガルムは

「例えば、上半身はヒトの女性で下半身は大蛇の身体を持つラミアは、蛇の特性を活かして飲食店に忍び込むネズミを捕食して駆除する。そうすれば、薬剤を使わないから飲食物への影響が出ないよね?ヒトの女性と鳥の翼と脚を持つハーピーは、空を飛んで小包の配達や料理のデリバリーをする。空を飛べば渋滞の影響や信号待ちによるロスも減って効率が良いし。魔物のスキルを活かして、人間ではできないorやりにくいことを行う仕事をしていきたい。因みに魔物達の姿は、人間界の人間には見えないんだ。人間に変身してる時だけ純人間(ネイティブ)には見えるけどね。

「と、言うことは、人間の目には見えないところでスーパースキルを活かして仕事する、スーパー人材を派遣する、会社なのね?」

マキさんの問いに、ガルムは、

「流石マキさん!僕の彼女だけありますね♡」

マキさん、ここで

「ガルムさん、もし良かったら、私の遺産の一部を出資させて。」

※マキの両親は交通事故で他界している。

ガルム「気持ちは嬉しいけど、遺産は『いざという時の為に使う』モノだと言ってましたよね、マキさん???」

そんなガルムに、マキさんは、

「その『いざという時』が、今なのよ!」

と、姐御モード全開で言いました。

マキさんは、姐御系なんです。

職場では皆から頼られ、後輩想いの先輩であります。



一生懸命貯めたお金とマキさんの親御さんの遺産の一部を出資して貰ったことにより、魔物達の為の人材派遣会社を立ち上げたのでありました。

『有限会社モンスター人材紹介』

建前上では、怪物レベルの人材を紹介すると言うテイですが、実際には本物の魔物(モンスター)を紹介する人材派遣会社なんです。

この会社を立ち上げたことを機に、人間界に移住してくる魔物が少しずつ増えました。

変な動機ではなく、真剣に人間達と共存することを考えて、人間界に移住してくる魔物が。

この会社には、後にミアちゃんも派遣登録し、たまに飲食店の害獣駆除の仕事に就いております。



続きはガルー編で。

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