超ショート番外 ラーラの脱皮期
ある日の夕方のことです。
シホの部屋に、呻き声が響いています。
「うううううう…あああああ…」
4つ折りにしたハンドタオルをベッド代わりにし、ラーラが横たわっている。
脂汗も出まくって、何か苦しそうだ。
何か、病気なのでしょうか?
「どうしたの、ラーラ?」
私がラーラに尋ねると、
「私、実は脱皮の時期なんです。でも1人では、一苦労なんですわ…」
脂汗を流しながらラーラが言う。
1人では?と、言うことは…?
「私に手伝えることは、あるかしら?」
「ご主人様、恐れ入ります」
「では、具体的には、何をすれば良いかしら?」
「洗面器に40℃くらいのお湯を入れて、しばらく私を洗面器風呂に浸からせていただけないでしょうか。そうすれば、剥がしやすくなるので。因みに私たちは、人間部分の皮膚も脱皮します。」
うっそ~!某モンスター娘のマンガ(アニメ化もされてる)のラミアさんは、蛇部分だけだったよ。
そして、お風呂のお湯を沸かした後に、洗面器にお湯を汲んだ。
手乗りサイズのラーラには、洗面器は立派なお風呂なのだ。
ラーラを洗面器風呂にしばらく浸からせ、皮をふやかした。
そして、私が彼女の皮を剥いであげた。
ふやかしたおかげでスルスル剥ける。
「ありがとうございました、ご主人様。剥がしが中途半端だど、痒くなったり、皮が硬くなってチクチク痛くなったりするもんで…。」
へぇ~。
これがラミア、ラーラの抜け殻なんだ。
「ご主人様、良かったら、飾っておいてください。魔除けになるので」
「ホント?じゃあ、そうさせてもらうね。」
「脱皮お疲れ様でした会」として、夕飯に、ケンタッ⚫︎ーフライドチキンをご馳走として出しました。
衣部分はラーラには味が濃いので、衣は剥ぎます。(私が食べます)
そして、骨の周りにこびりついてる肉部分を…いえ、ラーラは骨ごと平らげます。
ラーラは骨付きチキンが大好物なんです。
因みにですが、ペットの蛇用の冷凍ヒヨコや冷凍マウスは、あまり好きではないとのこと。
半分は人型の魔物なのだから、ペットと同じようなモノは食べたくないから!だそうです。
夜はフカフカのベッドで、一緒に寝ました。
※手乗りサイズで
寒くなると、私の懐に潜り込む癖があるんですよ、彼女は(汗)
寝ぼけて、女性の象徴を噛みつかれたことも…(爆)




