第-話 イリアお嬢様
「ルーク!ちょっとこっち来て!」
振り向くと、この間一緒にステータス表示の解禁に行ったイリア嬢がそこにいた。この間は、パーティが違ったので、話しかけることはできなかったが。ちなみに、このパーティと、彼女らのパーティには、切っても切れない関係がある。
…と、そこまで考えたところで、イリア嬢から、
「おそーい!早く来てよー!」
と急かされてしまった。
「はいはい、イリアお嬢様。どうかいたしましたか?」
「えー、ひどいっ!館の外ではその呼び方やめてって言ったよね?」
「あっ。申しわk…ごめん。少しばかり癖が出てしまったようです。」
「ふーん?ならいいけど。」
「イリアもすぐ怒るねぇ。」
ここでティアの登場。
「怒ってないもん!」
イリア嬢は頬を膨らませて膨れている。みるみる膨らんでいくのだが、いつか、「パチン」と割れそうでハラハラする。本当にこの子、同い年だっけ?
「それで、お嬢s…。先ほ…さっきは、どうさr…うぉっほん。どうして呼んだのですか?」
「ルーク?言葉がおかしいけど?館の外では上下関係ないんじゃなかった?」
ティアにツッコミを食らった。
「仕方ない。それで慣れた。」
「本人が嫌がってるわよ。」
「申し訳ございm…ありません。」
「ダメだこれ。」
「それで、イリア様。何があったのかしら?」
「(小声で)お前も様付けしてんじゃねーか。」
「おおっと?今何かいったかしら?」
げっ。地獄耳女め。
とはいえ、魔法なしで殴り合ったら完全に叩き潰されるので、(あとで自分に回復魔法をかけなくてはならなくなる。)迂闊には何もいえないのだ。




