1話 開幕を知らせる終幕
………一瞬の出来事であった何が起こったかすら分からない、しかし目の前の事実は語る
教皇の周りを囲うようにいた仲間たちは皆首を切断され膝から崩れ落ちるように倒れていく……
俺が見ている世界も何かおかしいまるで回っているかのようなのだ……この感覚の正体は実に簡単であった、そう自分の首も切られ顔が転がり落ちていっていたのだった……………
首を切られても死ねない俺は教皇が勝利を確信したかのように告げる言葉を聞くことになる。
「神は完成した……これで世界は絶対的信仰の対象を手に入れ平和になる………まずはあの不都合を潰しに行くとしましょうか……」
教皇の背後には先程まで死にかけだった男が…ものすごい魔力を纏って立っていた……それは生物が持てる限界を超えた力この世界を覆す力を持っていた……。
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教皇達がいる場所から数キロほど離れた場所
そこでは2つの力が激しくぶつかりあう
方や最強ノ存在…もう片方は最強ヲ超える為の存在…その2人はひとつも譲らない激しい戦いを繰り広げる…が少し前者の方が余裕があるようにも見受けられる…そんな戦いを見守る……後者の仲間であり黒髪で真っ黒のボロいマントを羽織った白い包帯まみれの男は教皇が計画する神の誕生を、感じ取ると…………
「残念ながら…タイムオーバーのようだ神は誕生し既にこちらに向かってきている……」
そのように言う…
「クソが……なんなんだよ…なんであの程度のことも出来ないだ?俺らがどれだけ……」
悔やむように話す後者そんな事気にもしない前者は並大抵と言うかほぼほぼ誰が受けても即死級の攻撃をし続けてくる……それはかわしたり丁寧に対処し隙をついて攻撃する後者…この戦いは間違いなく最高レベルのものだろう……
「なんだ?なんなのだァ?……バカでかい魔力の塊ぃ………」
前者は高速でこちらに向かってきた教皇と神に気が付き我々から目を離したそれもそのはずその神はバカのような魔力の塊を作り上げこちらに攻撃しようとしていた……
前者の意識がそれた瞬間後者その仲間は2人そろってその場を離脱した………。
2人の離脱後残った
最強ノ存在と教皇の作りあげだ神の戦いが始まる
両者とも規格外のエネルギーのぶつかり合い…はじめはお互い相手を見るようにひかい目にやり合っていたが痺れを切らした両者は
互いに一撃を持って終わる事になる…その理由は単純明白であり…実にわかりやすいものであった…………………
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離脱した2人はほかの仲間と合流していた……そこにいる仲間たちは現状を理解しており絶望に満ち溢れた表情をしている………
集まった仲間たちはその沈黙の中着々と準備を進めていく…最強ノ存在と教皇の作り出した神の決着が着くその瞬間が近づくにつれ急ぎ足に準備をしていた…………
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今日も疲れたァ……襲いかかる睡魔……
学歴社会だとか色々呼ばれていたみたいだが俺は高卒を選んだ…理由?簡単だ勉強がもうしたく無くなったから専門的な知識をみにつけて社会に早く出ようとしたんだ……
まぁそんな高卒な俺だが運良く良い就職先に出会えしっかりと働いているわけだ、故に今猛烈に疲れているそれもそのはずだ…今日という日を終えた、体力を使い切ったならば眠くて当然である…重い瞼をゆっくり閉じて……今日も眠りにつく…………
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目が覚めると・・・・・・見渡す限り真っ白な世界にいた・・・そこからはひとつの声が聞こえてきた、男なのか女なのかすら分からないような聞き取りやすい声。……
その声はだんだんはっきりと聞こえるようになっていき次のような質問を俺になげかけてきた。
「君が生きる世界が画面(本)の中では無いことを証明できる?」
……唐突に聞こえてきた声は意味のわからないことを聞いてくる……自分が画面(本)の中では無いことが証明できるだと?当たり前だあれは創作物であり我々人類の想像に過ぎない………
「ふーん……疑うことすらせずにそう思うんだ…というか疑うも何も混乱してるのかな?」
えっ………言葉にはしてないはずなのに相手は思考を読み取ってきた……
「あーごめんごめん、びっくりしたよね質問をするのは君が落ち着いてからにしよう!時間は別に少ししかない訳じゃないんだ」
驚いている状況を理解したのか一旦状況を整理させて貰えそうだ……まず1番の疑問点から俺は質問してみることにした。
「ここはどこ?もしかして死んでここがあの世ってやつ?」
戸惑いながら質問すると優しい声で少し笑うように答えた
「えぇ~もしかして死にたかったの?そうは見えなかったんだけど………まぁ君はきっとあれだ異世界転生もの?なろう系?ていうのかなそういうのの読みすぎだね~」
そう言われるとなんだか恥ずかしくなってきた俺は少し声を大きめにもう一度聞いてみた…
「じゃあこれはどういう状態で何が起こってるんだよ?」
少し声を大きくしたのがびっくりしたのか恐れたのかつまらなそうな顔をしながら答える
「え~少しは自分で考えるとかした方がいいんじゃないかな~まぁいいや教えてあげる!まず今の状態なんだけど夢の中て表現が正しいのかなぁ……………このあと目が覚めれば普通に明日が来るよ……?」
えっつまんなぁ~めちゃくちゃリアルな夢だからもしかしてって思ったけど普通に夢オチでした本当にありがとうございます………まぁリアルにそんな話しあるわけないか………
そんなことを考えると少し焦りながら言う
「君はほんとに早とちりだなぁ…君の予想通り異世界転移だよ?でもここではあくまで契約しかしない、だっておかしいでしょ?急に神隠しみたいに君が消えたら、周りの人はどうするの……そこはよくある作り話辻褄合わせてやつさ!だから言葉にするのは難しいからこれを読んでくれないかな?」
そう言うと目の前に文字が現れるそこにはこのような事が書いてあった………
異世界転移にあたっての契約書
以下の条件に同意されるのであれば
貴方は死後異世界転移して頂きたい
記憶の一時的削除について
(■■■■■について記憶とこの夢と現在時点以降の生活の記憶を一時的に削除させていただき特異点を通過した時に現在から死ぬ時までの記憶をお返しする)
これを読んだ俺はなぜこのような契約が必要なのかなぜ一部伏字なのかを質問する……
すると簡単な質問だと返答する
「確かに死後まで待ってから誘いに来るのも良いが……今の君の方が乗り気で絶対に来てくれるだろ?あと何か嫌な事があった時にこの約束を覚えてて自殺なんかされたらそれこそ社会問題を引き起こしかねないからね~あともう1つ伏字の部分は見られると不都合があるからさ……でも安心して欲しい特異点を超えれば全て知ることが出来る」
確かにそれもそうだと思った……理にかなっているし別に悪くない条件だと思った。
納得していると続きを話し始めた
「どうやら同意してくれそうだね~まぁ夢が覚める前ならいくらでも変えてくれて構わないから…………とっそろそろいいかな?まだ自己紹介も出来てないんだけど………」
軽く頷くと話し始める
「ようやくだね~僕の名前はクロノ!クロノ・アドラスティア~君たちで言うところ神様てやつに該当するのかな?まぁ正確には神様なんてものじゃないんだけどね~誰にも信仰されてないし、よーーーしじゃあ最初の質問に戻るね!」
そう言い張ると目覚めて始めてていた言葉
そうあの質問をもう一度してきた。
「君が生きる世界が画面(本)の中では無いことを証明できる?」
それに今度は自分なりの答えを話してみた
「証明はできないしかし否定することも出来ない………だってそれはゲームの中でそのキャラクター達が私たちを認識できないのと同様に私たちも、もし画面(本)の中で生きていたとしても認識することが出来ないから」
するとクロノは笑いだした……とても面白そうに
「やっぱ最高だよ~しっかりカッコつけるじゃん~うーんいいね!じゃあこの問の答えを話そう答えは結論から言うとその通りだ!そして先程僕は神じゃないて言ったでしょあれの指す意味は僕は君たちの言うところのゲームのプレイヤーてわけだ!ちょっとスケールが違うんだけど~」
そんな事を言うとクロノは世界について語り出した……どうやら世界は思っていた何倍も面白いようだったので俺はその話をとても真剣に聞いていた。
「まず世界とは想像によって生まれ想像を超えてさらにその世界から新しい想像が生まれそれが世界になるんだ……もっと簡単に説明するというのであればそうだなぁ~アニメとか小説てよくできてるなぁて思わないかい?まるでその世界があるように物語ができている……でももっと簡単に考えて欲しい……本当に何も無いところからそんな壮大なエピソードを作れるかい?まぁ実際にできているものもあるようだがその中の何割かは実際に実在した世界なんだそしてそこでの経験や体験を元に君の世界で小説として書いていたり……中には無意識のうちにこの世界に生まれ前世の記憶と妄想の話が噛み合い小説を完成させている人もいる………事実小説を誰でも投稿しやすくなった時一気に増えただろう?でも小説の世界が実現するというのならば当然過去もあり未来もあるスポットライトの当たってない時期だ……そんな時期はほかの世界の人は誰も知るよしもない………」
ここで俺は何か思いついたようにこう言う
「それって………まさか今の俺たちの世界の事を言ってるのか?」
そう聞くと少し悩むように
「まぁ合ってるようで違うけど……その認識でOKだよ………要するに今の君たちは想像によって出来た世界の想像を超えた状態の1つそこでは色々な人が他世界のことを発信する………それを見聞きした人たちは……新しく自分の中で物語を作り出すんだ………これがさっきの話の経験談や前世の記憶と全く関係ない……新しい想像による世界……………とまぁこうやって無限に世界は増えて行くんだよ」
そんなクロノの話が終わると俺は面白い話だと聞き終わり次のような質問をした………
「誰かの想像によりできている世界なのであれば……なぜ僕はそこに転移するんだ?」
そうするとクロノは答える
「まぁそう思うよね~声も顔もぶっちゃけいい訳じゃないし……それに特質した才能がある訳でもない自分がなんでってことでしょ?ぶっちゃけ他ことを言うとそんなもの必要ないし~たまたまねほんとにたまたま君が条件にあって同意してくれそうだからってだけ~当然手ぶらで行かせる気はないし能力を上げるし練習期間も儲けるから安心して欲しい!!僕はこの想像の先をまだ知らないんだ………だからこの先を見たいその心の一心で条件に合う人を探しててね~だから君がこの先何が起こるのかは分からない………それでも来てくれるかい??」
急に不安なことを言い出したが……ぶっちゃけ今の人生が終わったあとの話だ……別にいいんじゃないだろうか……誰に迷惑をかける話でもない……
「わかった……異世界に行くよ………能力てやつだってくれるんだろ?……正直憧れだったんだ…俺も魔法や色んな物のある異世界に行ってみたいって!!」
そう話すとクロノは喜びながらルンルンで聞いてくる
「どんな能力が欲しい??まぁ……なんだ条件を満たしてるって言ったろ?君が望む能力であれば渡して異世界に行けるってことなんだけど…………?」
そこで俺はいくつかの欲しい能力を上げた……
1「不老不死」
2「■■■■■■」
3「言葉や文字についての知識」
大きくは子の3個だあと身体能力とか外見については異世界である程度いい方にしてもらうように頼んだ………
そう伝え終わるとクロノは聞いてきた
「面白い子だとは思ってたけどまさかここまでとは……想定外だよ…………不老不死とか……言葉に関しては実に平凡なことだと思ったけど……2つ目のやつ……あれには驚かされた……オマケにその発動条件を満たすまで……記憶を消しといてくれって言うんだろ………いやぁ…ほんとに驚いてばっかだ……本当に面白くなりそうだよ……あとそうだなぁ肉体についてなんだけど…………あんまり僕センスがある方じゃないと思うから……僕と同じで……髪色とか瞳の色だけは黒にするのでいいのかな??…………てっめちゃくちゃ喜んでない?そんなに僕いい容姿してるとは思わないんだけど?僕は今の君のままでも十分いいと思うんだけど容姿については……ほんとに僕センスないから君がいいならそれでいいんだけど」
ぶっちゃけ…このクロノは何を言ってるのか分からない…………自己紹介をしてくれたあたりでようやくその姿を見ることが出来た、身長は今の僕とそう変わらないらしいが……ムダ毛は無いし筋肉もムキムキて訳では無いが…細マッチョて感じだしほんとに美しい肉体………オマケにとにかく顔がいい…童顔て訳では無いしイケメンて訳でもない……でもとにかくいいんだ…中の上くらいなのかな……?まさに俺の理想そのものだった……
クロノはそんな事を考えていると照れながらに言ってきた……
「君忘れてないかい……普通に丸聞こえだし……そこまで言われると恥ずかしいんだけど、君が気に入ってるならまぁいっか。考えなくていいし楽で、じゃあ瞳の色と髪だけは黒にしておくね」
そうやって少しづつ異世界に行くための準備をしていき全ての準備が終わり……話すべき事を全て終え……最初の世界についての話を少ししたらどうやら夢の終わりが近づいてきたようだ……
僕は条件に同意することを伝える
それを聞くと……クロノはこのように告げた
「きっと君はこの夢を忘れて今の人生を送るだろう…君にとってはきっとまるですぐその時が来たかのように感じる…だって記憶を一時的とはいえ消すんだから……でも僕はこれからしばくはまたなとね……君の人生が良いものであることを祈りながら……その時が来るのを待ってるよ……」
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クロノの言葉を聞くと俺は目を閉じた……
そして目を見開くそこはやはり真っ白な世界の中にいた……記憶が消えているとはいえ今の人生を終えたということだろう……クロノが待っていたとばかりに話しかけてくる。
「ついにこの時が来たね……まぁ君からすればいまさっきの出来事なんだろうけど」
そう俺の記憶が無いことを申し訳なさそうにクロノは話した、そして話を続ける。
「じゃぁ…異世界に出発しようか!まずは異世界になれてもらうために7日間サバイバルをしてもらってその後に本来君が転移する場所に送るからね!あっそうそう、君を待っている間に色々何があれば便利なのか考えたんだけど…いくら不老不死になるとは言え痛みを感じるのでは…苦しいと思うから特定の痛み以上は感じないようにしておいたよ…不快感はあると思うけど、あともう1つ異世界ではなれない事が沢山あって落ち着きを取り戻せなくなったらいけないから…精神を安定させる的なのもつけといたからまぁぶっちゃけ聞いてないと分からないくらいの辺からいくつか施してるけどきっと君を助けることになると思う。」
どうやらクロノは待ってる間に色々と考えてくれていたらしい、先に何が起こるかわからないからこそいろいろ保険をかけたいのだろう、一通りの説明を終えるとクロノは改まってもう一度話しかけてくる
「本当にこの頼みを聞いてくれてありがとう…前回みたいに今回は時間が無いからもっと本当は話したいこともあるけど…このくらいにしておこうと思う、君の異世界生活がより良いものであり最良の未来に辿り着ける事を祈っているよ」
クロノは何も知らないはずなのに何かを知っているように僕にそう語る…まぁ、始まるものは仕方がない!俺はそういうクロノに
「あぁ…ありがとう。異世界を自分なりに全力で楽しんでみようと思うよ いってきます」
そう告げるとこの真っ白な世界がだんだん崩れていくのを感じた…少し少しと途切れていく意識の中で急に…思い出したかのようにクロノは最後の問いを僕に聞いてきた
「君の行く世界が画面(本)の中らならば主人公は一体誰なのだ ろうか・・・・・・誰が為の世界なのだろうか……」
その問いに着いて聞き返すまもなく…意識は途切れ………俺の異世界生活が幕を開けた。