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夏の小径

プードルみたいなおっさん

作者: 河田 真臣

 白毛鬚髪似犬姿

 威嚇狂吠人遠避

 心懐柔軟掩剛強

 笑裏隠憂誰知是


 意味


 白くふわふわの毛と髭を持ち、まるで犬のような姿をしたおっさん。

 彼はしばしば威嚇し、吠え立てるため、人々は彼を避けるが、

 実は心の中には柔らかさを秘め、その硬さの裏に優しさが隠されている。

 しかし、その笑顔の裏に隠された憂いを、誰が知っているだろうか。


 ☆☆☆


 夕陽西落市中行

 老翁徘徊選惣鮮

 手拎満袋心亦足

 一人食饗夜灯前


 意味


 夕陽が西に沈む頃、街の中を歩くおじさんがいる。

 スーパーで新鮮なお惣菜を選び、慎重に吟味しながら、

 手に満ちた袋を提げて、心もまた満ち足りた。

 夜の灯りの下で、一人静かにその食事を楽しむのだ。


 ☆☆☆


 夜風吹拂暑気清

 老翁独坐杯中映

 電視前揮球賽看

 一酔興起忘世情


 意味


 夜風が吹いて暑さが和らぐ中、

 おじさんは一人静かに杯を手にする。

 テレビの前で野球のナイターを観戦し、

 試合に夢中になり、世の憂いを忘れていく。


 ☆☆☆


 夏夜微風暑気消

 老翁静坐笑顔漂

 心随風拂思涼意

 忘却煩憂尽逍遥


 意味


 夏の夜、微風が吹いて暑さが和らぐ。

 おじさんは静かに座り、自然と笑みがこぼれる。

 風に心を委ね、涼しさを感じながら、

 日々の悩みを忘れ、悠然と過ごしている。

 漢詩じゃ

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