表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/18

解決編・序

シー子爵令嬢は白いドレスだった。

良く言えば清楚な印象を受けた。

これから嫁に行く白無垢の様に見えた、 ウェディングドレスの様に派手では無い。

悪く言えば質素な印象を受けた。

これから磔にされるような罪人の様な、 しかし襤褸切(ぼろき)れの様に粗末では無い。


「・・・・・」


メイズは警戒を解いた。

絆された訳では無く、 これではナイフすら隠し持てないだろうと判断したからだ。


「お初にお目にかかりますラズ公爵令嬢」


優雅なカーテシーを見せるシー。

淀みも無い礼節である、 これ程の礼儀を見せる者が王子を寝取るとは思えないと

メイズは感じた。

シーは微笑みを浮かべていた。


「其方の殿方は?」

「貴女が知らないなら何でもいいですよ」

「じゃあ探偵とでも名乗ろうか」


メイズがユーモアと牽制を交えながら答えた。


「それで本日は何用ですか?」

「貴女様にお別れのご挨拶に参りました」

「お別れ・・・もしや御母堂の元に向かうつもりではありませんか?」

「・・・・・」


シーの笑みが崩れた。


「・・・何の話ですか?」

「貴女の事を調べました」

「・・・・・」


シーは再び笑みを戻した。


「そうですか、 しかしながら私の来歴は全て養父

いやカボン子爵が勝手に詐称した物、 私のせいではありませんわ」

「自らで間違いを訂正しないのは詐称に加担していると思いますが」

「だとしても私はこれより修道院に行くつもりです

貴族の子女としては罰になるかと」

「待て、 二人共」


メイズが二人を制する。


「此方には情報が何も無い、 私にも説明してくれ、 それでフェアになるだろう」

「フェア、 になるかは分かりせんし、 フェアにする必要も分かりませんが・・・

まぁ良いでしょう、 調べたというのならば是非とも発表して頂きたいですね」


シーが嗤う。


「それじゃあ話しましょうか・・・」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ