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 「この空はどこへ広がっているの?この道はどこへ続いているの? 昨日より明日が遠くに見えても、約束の場所で君が待っている」


 この世界でやることの意味を知り、オレは人生は命をかけて変えていくものなんだ・・・・と。そんな気がした。でも、それが当たり前なのかな?

「環は、どのくらい魔物を封印してきたの?」

「ん〜・・沢山だよ!小さいころからやってたから。でも、今でも怖いよ。この世の生物みたいじゃないものがいっぱいだから。それに力も強いし・・・。」

環の手が震えているにがわかった。顔も青ざめているように見え、さっきまでの笑顔はウソのようだった。オレはその震えている手にそっと手を乗せた。

「でも封印できたんだろ?なら大丈夫!!この世界の人達が感謝しているさ!」

オレが笑顔で答えると環も笑ってくれた。ホッとする。泣かなくて良かった・・・。

「ありがと!むっくん!!」

彼女の笑顔は太陽のように眩しかった。その顔は少し姉さんに似ていた。

「でも・・・ね。こんな辛いことは無くなるとこはないの。私たちの封印の威力は短くて3年、最低で9年くらいしか、もたないから。また、行かなきゃね・・」

「そん時はオレが手伝う!!」

すっと親指を立てると二カッとまた笑う。そして、空を見上げる。

「むっくん?本部行ってみる?私も行くところだったし」

その質問にオレは「NO!」と云うわけがない。


また居たよ・・・。プライバシーの侵害の門番さん。オレのことどこまで知ってるんだ?

「どうぞ!お入りください」

どうもっと云い環とオレは本部の建物に入っていった。

中はどこかのお屋敷みたいに綺麗だった。赤いカーペット敷いてあるし、天井には絵が書いてある。外とは空気が違うような気がした。

「そんな緊張しなくてもいいんだよ?」

と、環は云うが緊張するだろ!いろんなドアから偉そうな人だいっぱい出てくるし・・・環がいきなり止まった。そこには「任務完了者 室」と綺麗な文字で書かれていた。

「ここ入る?多分きぃちゃん居ると思うけど・・・」

「うんっ!入ろうか」

鬼衣瑠が居るなら・・とオレは頷いた。ガチャッとドアを開くとやっぱりそこには、鬼衣瑠とましーが居た。

「おっ!環!さっきぶり。・・・あっ睦だ!よくここがわかったな?」

おいっ!あっ睦だ!じゃないよ。環より先に見つけろよ!

「きゃほ〜きぃちゃん!!」

環は叫び駆けて行った。オレは呆然と立っていた。そうすると、変な視線に気がついた。視線のを方を見ると、そこには黒髪の男がベランダから出てきていた。

「あっ!れーちゃんだ。2週間ぶり?」

男の姿を見ると環はそっちに走って行った。鬼衣瑠もふっ笑い、オレに向かって叫んだ。

「睦!挨拶、挨拶。第一印象は大事だぞ!」

それはオレにそこの男に挨拶しろと云っている他ない。しぶしぶオレは歩いていき男の前に立った。オレより少し背が高かった。

「どうも!オレむつ・・」

名前を云う途中で唇に手をあてられた。シドロモドロしていると後ろで環が笑っている。

「悪いね・・僕は名前を多く覚える主義じゃないんだ。それに、初対面の人の名前・・はね。」

それを云いオレの唇から手を離し、ヒラヒラと手を振りドアのほうに歩いていった。

「じゃぁ鬼衣瑠、僕は行くから。磨仔芦も元気で。」

ガチャと出て行こうとした時、男は止まった。

「・・あっ、環、2週間ぶりじゃなくて、3週間ぶりだよ」

と云って、男は今度こそ部屋を出て行った。オレは力が抜けたようにソファに座りこんだ。

「なぁ鬼衣瑠!誰、あの人」

苛ついたように云うと、口元で笑いながら答えた。

「前にも話たろ?あいつが零だ。変わった性格だろ?」

あぁ、確かここに来る途中に云ってた人だ。少し苛つくけど顔は鬼衣瑠より綺麗・・かも。

「何でオレの名前覚えてくれないわけ?鬼衣瑠たちは呼ばれてたじゃん・・」

机に乗り上げながら環が口を開いた。

「れーちゃんに認められればいいんだよ!」

認められる?方法は教えてはくれなかった。・・・ケチっ!

「でも零は性格悪いからなぁ・・・これだから人間は困る・・」

うんうんっ、人間はいろいろいるからなぁ・・・って

「零さん人間なの?!」

眼をパチクリさせながら云うとはぁっとため息をつき答える。

「ああ、そうだ。零は人間界から来た人間だ」

「結構前から居るよね?」

あぁ、と答える鬼衣瑠の答えを聞き、人間が居ることが嬉しかった。

「でも、もう零は人間界の人間じゃない。ここの世界の住民だ」

いつの間にやらはじめていたトランプをやりながらぼそりと鬼衣瑠は云った。

「どういう意味?」

「零の願いはここにずっと居ることだからな・・・・。」

少しびっくりした。願いってそんなのでも良いんだ・・。

「お前はやめろよ・・・その願いは。」

「なんで??」

「あがりっ!」とトランプを離した鬼衣瑠は、静かに云った。

「ここにいる事になったら、人間界での楽しい記憶は消え、辛い記憶しか残らないからな・・」

「は?」

その後、鬼衣瑠から零さんの過去の話を聞くことになる。

筆者::なんか・・・長くなってしまったぁぁぁぁぁ!

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