表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
color’s burn   作者: ワイコ
1/1

1 Start

それは……



現実的ではない光景だった。


…さて、意味不明な文から……



何を想像しますか?

ある年、ある季節の、ある夜から始まった。



これからの話は、理解される代物かはわからない。



ただ、これが日常で起きた話である事だけは……



知っておいて欲しい。



さあ、始めよう。話を…………





1



『……………………???』


ゆっくりと目を開ける。とても瞼が重い。


『あ!!128号室の患者さんが目を覚まされました!!! 』


部屋内に響いた、看護婦の声。白い壁、白いベット、白い照明…………そして、1人の横たわっている少女の周りには、清潔な白衣を着た医師(年齢は50代ぐらいだろうか?)や、叫んだ看護婦など、数人いた。共通点と言えば、みんな焦った表情と衣服ぐらいだ。


『………あ…の…………………』


全身が痛すぎて悲鳴を上げているが、今の状況を把握したくて、声を振り絞る。しかし、それは”やっと聞き取れる”程度の音量でしかなかった。


『まだ喋っちゃいかん! 』


慌てて止められる。素直に、小さく開いた口を閉じる。


『まだ当分安静にしていなさい』


さっきとはうって変わって、落ち着いた、子供に優しく言い聞かせる様な口調で言った。



そして、看護婦や医師は、全員部屋の外に出て行った。軍隊程ではないが、中々まとまりのある行動であった。



2


『しかし、変な話だ。”空から落ちてきた”らしいぞ。128号室の患者は』


今はお昼時。だから、さっきの医師は、数人の他の医師と昼食をとっている。今回は醤油ラーメンらしい。焦げた茶色のスープの真上を、白い蒸気が覆っている。


『それで、天井を突き破った上に全身血塗れだったから、通報者は驚いたらしいぞ』



『幻覚でも見てたんじゃないのか?まあ、重患である事には違いなかったけどな。あ、ソコはアンタ様の腕で一命を取り留めたというワケで………』


『辞めろ。冷やかすんじゃない』


その場を凍らせる様に言い放った。顔も少し不快そうだ。



『お…おう。すまん。で、それでもう一つ……あの患者”ウワゴト”を言っていたらしい』


『それは?』


『えーと……




”………が………………が行っちゃう……………”




だとよ』



『??? 手掛かりが全く無いな』



そう言うと、黄色の麺を啜り始めた。







第1話を読んでくださり、ありがとうございました!!まだまだ駄文でありますが、これからも頑張っていきます。どうか、これからもよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ