1話:新たなる始まり
何も起こらない平凡で退屈な人生。だったのに異世界転生して伝説の怪盗へ!?
転生した先は高度な文明が発達している近未来都市。でも俺の手にかかれば盗み出すなんて余裕余裕!
でもこの世界には今まで誰も盗めたことがない伝説のお宝があるらしい・・・。
仲間とともに盗み出して最高の地位と名声を手に入れてやるぜ!
退屈で平凡な日々を送っていた私、アランは、いつも思いを馳せていた。サラリーマンとしての生活は、幼い頃に憧れた怪盗の漫画とはほど遠いものだった。だが、それが現実だと諦めていた。
今日も明日も、同じ毎日の繰り返し。こんな人生は望んでいなかった。このような人生を、私は生き地獄と感じていた。そして、絶望のあまり自ら命を絶つ選択をした。
「って、あれ?どこだここ。」
目を覚ますと、そこにはこちらを見て微笑んでいる夫婦の姿があった。
どうやら私は転生してしまったらしい。赤ちゃんとして転生し数年が過ぎ、わかったことがある。父親はこの世界で有名な怪盗で、母親は超有名女優だったのだ。
これは俺にとって最高の環境だ!しかも容姿淡麗で頭脳明晰。こんな人生でいいんですか!?
そこから、母親に変装術、父親には怪盗のいろはをすべて叩き込まれた。俺は誓った。この人生では怪盗として盗みまくって、転生前とは違う、刺激に満ち溢れた人生を送ってやる!
18歳になると、私は決意を固めた。夜の闇に身を委ね、怪盗としての新たな人生の第一歩を踏み出した。
その夜、目標はネオ・ヴェリティスの美術館に展示されている、伝説の宝石「月影の涙」。この宝石を手に入れることが、俺、アランの怪盗としてのデビュー作だ。
美術館のセキュリティは厳重そのもの。最新のテクノロジーと魔法が組み合わさった防御システムを突破するのは容易ではない。しかし、俺には両親から受け継いだ技術と、この異世界でしか手に入らない特殊なアイテムがあった。
夜風を切って、俺は美術館の屋上に立つ。一息つき、深く呼吸を整える。そして、俺は一歩を踏み出した。夜の美術館へと。
今夜、アランの名は、ネオ・ヴェリティスの街に轟く。
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