世界で新たなクラス(グループ規定)発表!!
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ここ最近の出来事と言えば。
2018年9月1日、ヨシダがアメリカダートG1ウッドワードSを優勝。日本生産馬として初の米国競馬G1制覇となった。このヨシダは北海道ノーザンファームで生産され、セレクトセール1歳馬市場でアメリカのオーナーブリーダーに落札されており、アメリカでデビューしていた。その他の勝鞍には2017年のヒルプリンスステークス(GII)、オールドフォレスター・ターフクラシック(G1)などがある。
馬名の由来は、本馬を生産したノーザンファーム代表の吉田勝己氏の姓から頂いたもので、オーナーが吉田氏を尊敬していることに由来する。
時は2019年。令和元年へ。
2019年1月より、オープン競走の一部をリステッド競走と格付けされました。聞きなれない方もいらっしゃるとは思いますので、このリステッド競走をですが制度と概要について簡単に説明します。
20世紀中頃まで世界の競馬開催地では、国や地域、あるいは国際的な規模での競走の体系化は行われておらず、国ごと・地域ごとに古典的・伝統的な競走が無計画な組み合わせのもとで実施されていました。
1943年からイギリス国内での競走体系の再編が議論されるようになり、1960年代にはこれが発展して競馬パターン委員会が発足。さらに1970年にイギリス・アイルランド・フランスの競馬統括機関により、国際的な競走体系制度としてグループ制度というものが創設されました。
グループ制度は1970年代にヨーロッパで急速に広まり、イタリア・ドイツも参加。アメリカ合衆国でもほぼ同様のグレード制度が制定されるという流れに至ります。
これは格上から順に「グレード1」(Grade1)・「グレード2」・「グレード3」という術語を用いる以外はヨーロッパの「グループ制度」とほぼ同じです。
この制度は、毎年行われる競走(パターン競走)を4ランクに分類することを規定に編成・施行。
最上級のカテゴリーは「グループ1」(Group One)と呼ばれ、各国のクラシック競走や凱旋門賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスなどが該当し、主要な国際馬齢重量の競走とされなした。以下、「グループ2」はこれにグループ1に準ずるもの、「グループ3」はクラシック競走のトライアル競走などによって構成することなどが骨子となりレースの路線編成がなされて行きます。
上記の3ランクに次ぐ4番目のカテゴリーとして定められたのがリステッド競走です。このカテゴリーは「グループ競走基準以下の良馬のため」のものと位置づけされました。このように硬い文章で書くと理解しづらいですが、要はグレード3には出れるかどうかという微妙な能力を持っている馬たちの事を指しています。現在の日本競馬界でいうと特別戦を含むOP戦の事。該当馬は1600万円以上のクラスより上でG3以上の勝鞍を有しない競走馬のことだと思っていただければ良いとおもいます。
グループ1からグループ3までの格付けは国際間の協議により定められますが、リステッド競走はレースを施行するその国で独自に定められると規定され、グループ制・グレード制は競馬の国際化が急速にすすむなかで、国や大陸の垣根を超えての競走馬の遠征や売買を円滑にするために用いられています。
理論上は、ヨーロッパの「グループ1」も、アメリカ合衆国の「グレード1」も、南米の「グレード1」も、等しい価値を持っているということになっているのですが、やはり実際にはその地域に所属する競走馬の質により若干の差は見受けられますね。
翌、2020年2月29日より新型コロナウイルスの感染が拡大しているのを受け、無観客で競馬が開催されることになりました。2020年4月7日に7都府県に第1回目の緊急事態宣言がなされ、16日には全国に範囲が拡大されました。2021年9月現在も通常開催には戻ってはいません。
しかし観客動員数は確かに減少しているのですが、この間も売り上げが落ちていないところを見ると、ファンの熱い競馬愛を感じることが出来ると思います。それ以前に全盛期 (競馬ブームと呼ばれる期間)に比べると収入は低下していたので、平行線のまま推移している。またはその他メディアミックスなどの影響を受け新たなファン流入が起こっている可能性があるのではと愚考しています。
参考資料
図書
日本競馬史 著者 日本中央競馬会総務部調査課 編
雑誌
週間競馬ブック
週間競馬エイト
勝馬
優駿
インターネット
Wikipedia 競馬の歴史(日本)
JRA-VAN




