『形式的意匠』
『形式的意匠』
㈠
意匠は、形を変えて、未来からやって来る群像である。まさに、様々なる意匠、と言われた、この意匠は、教育委員会が思考しているのだろうが、少しずつ形式を異質化させられたものを纏って、世間に現出する訳である。我々はいつも、その形式に、世の中も変わったな、という感想を抱くのである。
㈡
形式的意匠は、勿論、文学史においても、発見させられるのであって、~派、と呼ばれる、文学の歴史の派閥は、教育によってなされた、形式のことである。世も末だ、と思われる若者達が、実は、世界を変容させ、人類の難題を乗り越えて行く希望に、なるのである。
㈢
どれだけ、形式的であっても、意匠は意匠だ。直近では、ゆとり世代、と言われた世代も、学問では無く、人間力が大切だ、と思った若者達は、必死に生きている。価値観の転倒は、未来を転倒させはしない。我々に奇妙に映る、形式的意匠は、実は人類の発展に、非常に意味を寄与していると言えるだろう。