1.異世界転生
初作品です。長い目でお願いします。
「ようこそ、異世界センターへ」
「へ?」
わけのわからないことを目の前にいるOLっぽい女性は言った。
「どういうことですか?異世界センターってなんですか?」
「はい、説明させていただきます。異世界センターとは、地球で亡くなった方を別の世界にお送りする機関となっております。」
「亡くなった?俺亡くなったんですか?」
どういうことだ、なんで俺が死んでることになっているんだ。
「はい、亡くなりました。覚えていらっしゃいませんか?」
思い出そうとしてみる。確か俺はさっきまで…
ダメだ。思い出せない。死ぬ前どころか、生きていたことの記憶さえ。
「思い出せませんか?じゃあもしかしたら脳をやられて亡くなられたのかもしれませんね」
なんでそんなに軽いんだ。こっちは死んでるんだぞ。自覚ないけど。
「それでは、話を続けてもいいでしょうか。」
「お、おう…よろしく頼む。」
「説明は先の通りなんですが、今から貴方には異世界への行き方について選んでいただけます。」
「と、いうとどういうことだ?」
「転生するか、送出されるか、です。」
転生というのは、生まれた最初からやり直すということだろう送出というのは…このまま送られるということか?
「詳しく説明を聞いてもいいか?」
「はい。転生するというのは、あちらの世界で新たな生を受けて、別人として過ごすということです。対して送出するというのは、今の貴方のまま異世界に送ることになります。その際、人気のない森からのスタートとなりますが、その森を超えられる用装備の保障は致します。」
やっぱりそうだったか。
しかし、森から出るのに装備が必要というのはもしかして…
「もしかしてその世界というのは、危険な動物が出たりするのか?」
「はい、いわゆるモンスターというのが存在している世界となります。」
やはりそうか、そういう異世界だったか。ならもしかして…
「それならもしかして魔法とかも?」
「はい、存在します。」
「おおそうか」
テンションが上がってしまった。そうか。魔法があるのか。
「しかし、魔法を使うのに必要な魔力というのは人によって総量が変わりますので、使える人もいれば、対して使えない人もいますね。」
なるほど使えるかどうかはわからないのか。でもせっかく魔法がある異世界に行くなら、ぜひ使いたいものだな。
「それでは、異世界には転生で行きますか、それとも送出されますか?」
「そうだな…」
転生か、送出か。普通なら悩むところだけど、
「じゃあ転生で」
俺は悩まなかった。
そもそも記憶があまり残ってないのに、ここで送出されてもメリットが少ない。普通に転生されることにした。
「了解しました。それでは、目を閉じてください」
俺は目を閉じた。
「これから貴方を別の世界に飛ばします。そこで貴方はあらたな生を受けて違う人間として生きていきます。あなたの今後の人生に、幸があることを我々異世界センターは望んでおります。」
眠くなってきた。
ああこのまま落ちたらもうお目覚めることはないのだろう。瞼に力が入らなくなってきた。
そして、そのまま、意識が、飛んでいく。