会話は出来ても心が通じなきゃどうしようもない
ここ数年前から自分は英語を独学し始めました。何のために勉強するかと言えば、それは英語試験にて高い点数を取るためでした。
高い点数が何のために必要だったかと言えば、自身が仕事を得るために必要だったわけです。
そのような動機で英語をやっていて、ある日英会話をやってみよう、という気になりました。
ところがやってみれば、最初の1~2レッスンは楽しいのですが、段々語るネタが無くなり、マンネリ化してつまらなくなり辞めてしまう。
そんな経験を何回かしました。
今思えば、自分は今まで「点数のため」に勉強していたわけで、「英語を話す人間とコミュニケーションするため」に勉強していたわけではなかったわけです。
後でわかったのですが、この意識の差は語学学習においてかなり差が出てきます。
英語が上達する(英会話においては)人っていうのは下手で文法的にめちゃくちゃでもともかく喋ろうとする人だそうです。
それは真なことであると自分も思います。
付け加えるのであれば、内にあるものを伝えようと、知識を総動員して失敗し、そこから学んで次の会話で生かすプロセスを確立出来ている人であると思います。
……とまあ、そんな事を感じていたとき、以下の様な記事を見つけました。
マジかよ!人間にとって地球上で最も危険な動物は?
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52161423.html
人間にとって、地球上で一番危険な生き物は何だろうか?
サメ? ヘビ? 人間?
何を危険と定義するかで答えはもちろん違ってくる。個人的には植物が一番怖いと思うわけだが、とりあえずターゲットを動物に絞ってみていくと、なんとあいつが、あいつこそが人類最大の敵だったようだ。しかもダントツである。(引用元ママ)
この記事では「一年に人間を何人死に追いやるのか」を生物ごとにランキング付けしております。
ネタバレしてしまえば、一位は蚊です。
マラリアを初めとした、様々な疫病の媒介の結果として人間を一番殺しているという不名誉(ある意味名誉かも)を戴いているわけです。
ですが自分は二位の人間という結果に注目してしまいました。
というのも、この記事にはこんなコメントが寄せられていたからです。
蚊は病気を媒介しているだけであって、人を殺そうと思って殺してるわけじゃない
と考えれば故意で人間を一番殺してるのは確実に人間だな。
このコメント。納得してしまいました。
確かに意図的に殺しているという制限を設ければ、ぶっちぎりの一位は固いでしょう。なにかブラックなかほりがしてまいりました。
さらに以下のようなコメントも。
言葉が通じるのが余計厄介なのかもね
会話は出来ても心が通じなきゃどうしようもないからな。
日本でも日本語話してるはずなのに全く会話にならない人達居るし。
ここで出て来たコメントの一部分、「会話は出来ても心が通じなきゃどうしようもない」というところでダメ押しの納得。
確かに同じ言語を話しているのに全く話が通じない人というのは経験上、いると自分も断言できます。そして言葉が通じるからこそタチが悪いということも。
言葉が憎しみを生成して、その憎しみは人を害する原動力になるというのは人同士の争いであると思うので。
そういった意味で上記のコメントは偉人や有名人の発言ではありませんが、なかなかグッとくるものがありまして、今回此方の言葉を紹介させていただきました。
最初の英語の話に戻れば、自分は「英語」だけを意識していて、「相手と心を通わせること」を意識していないがために、飽きてやめてしまうことが多かったのかなーとも反省しています。
また英会話をやる気になったらこのグッときた一文で継続していければいいなあ、と思います。
創作において考えれば……この「なろう」でメジャージャンルになっているいわゆる「異世界物」の設定では、現世の人間が異世界の人間とすぐに言葉が通じることが基本になっていると思います。
アレはちょっと勿体ない設定だなと思います。なぜなら、言葉がわからないこそわかり合うとする際のぎこちないコミュニケーションこそ、「登場人物同士が心を通わせる描写」を鮮明に伝えられる舞台になるとは思いますので。
ただ反面、登場人物同士の言葉が通じないと物語の進行上、めんどくさいというのも事実かと思います。それを考えれば最初から言葉がわかるという設定は無難なのかな、とも今書いているうちに思ったりも。
ちなみ余談ですが、紹介した記事に出て来たランキングで、狼が十人で犬が二万五千人になっていました。
「犬って狼より凶暴なの?!?!」と自分は吃驚。
実を言えば、自分は犬派(猫の良さも最近判ってきました)なのでなおさら慄いてしまいましたが、その主な死因は狂犬病(rabies)となっていました。
そうですよね。そんな犬に食い殺されることなんてありませんよね、と物凄く安心してしまいました。