Track06 闇から海へ
心は正しさを求めていた
闇の只中で目を凝らして
窒息しそうなくらいに
胸が詰まるけど心は留まらない
明けても暮れても欲していた
心安らかでいられる強さ
信じていられる何かが
胸にあったならやっと歩き出せる
でも僕は海を見つけたよ
そこは色鮮やかで賑やかだよ
不完全な僕を認めてくれる
目を開けなくても呼吸しなくても
ここで包まれ きっと幸せさ
心は正しさを忘れていく
海の真ん中で目を閉ざして
窒息したっていいんだ
胸が詰まるから心は満たされてる
明けても暮れても海を慕う
心安らいでいられる場所
信じていられる何かが
胸になくたってきっと喜べる
ねえ僕は海を泳いでいる
ここは優しくって美しいよ
進めない僕を受け入れてる
前を見れなくても弱いままだって
ここにいるなら きっと幸せさ
潮がだんだん引いていく
水は冷たく僕を拒む
どうして ねえどうして
ああ僕は海に居たいだけで
そこで慈しまれて笑っていたい
資格とかここでいらないはずで
僕が僕ならば例え惨めだって
海は優しく きっと幸せで
もう僕は闇に戻りたくない
あんな恐ろしさはもう嫌だよ
強くなきゃ僕は消されそうで
正しく在って向き合ってるなんて
僕は無理だよ だから求めるよ
別の海なら きっと離れない




