Track02 星標
やっと今日が一日 通り過ぎて
風を見送れば 夜空には星が
頼りなげに光放ち ただそこに在った
馴染んだ諦めが 変わらずに
胸を辿ったら 水たまりばかり
底なしの黒い淀み 数え切れない
どこにも行けず 何も変われず
ただ無力に しがみつくばかりで
こころを出せず 誰も遠くて
ただ独りで やり過ごしたまま
それでも僕は歩いていく
闇夜で光放つ星のように
孤独で暗い寒空の下で
ここから僕はまだ続けていく
少しずつでも信じてみるよ
彼方の一光をしるべに
やっとそう思えるのは 今日だけで
明日になったら 心には闇が
聖なる気持ちは失せて ただ呑まれていく
そんな繰り返しが 変わらずに
胸を辿ったら 同じことばかり
行き場のない後悔 終わることない
途方に暮れて 何も残せず
ただ恐れて 否定するばかりで
嘆きは果てず 価値も分からず
ただつらくて 全てが嫌でも
それでも僕は前を見ている
闇夜をただ進む星のように
苛む声が胸を埋めても
ここでも僕はまだ踏みとどまる
少しずつでも認めてみるよ
いつかの宝物をよすがに
心に聞けば 何かあるはず
頼りなくて 小さく弱くて
果てない闇が 取り巻いてても
力はそこに 今から始まる
ここから僕は歩いていく
闇夜で光放つ星のように
孤独で暗い寒空の下で
ここから僕はまだ続けていく
少しずつでも信じてみるよ
彼方の一光をしるべに




