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現実と現状

 今から半年程で、この今の職を辞めて全く違う世界へと旅立つ高橋だが、これからやることは山のようにあった。


 例を一つ上げるとすれば、退職の手続きだ。今の仕事は自分の上司と直接顔を合わせる機会が少ないため、直接口頭で伝えるのか、電話で伝えるのかすらわからない。


 それ以外のことも多少はあるが、目下は退職時期と伝え方だろう。


 そんな事をタクシーの中で考えていったら、自宅へ着いた。


 「ただいまー。」


 誰もいない部屋に帰ってきたことを伝えへ、晩御飯の準備を始める高橋だった。

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