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プロローグ
オレは高橋 隼人 23歳 大卒2年目の社会人。
大学を卒業して一年が経とうとしていた時、同僚からガールズバーをやらないかという話がきた。
オレの性格上、面白そうなことには目がないが故に、この話に乗ってみることにした。
「高橋くん、一緒に働かない?」
そうオレに声をかけたのは同僚の小倉さん 35歳。小倉さんは元々、東京でキャバクラやガールズバーの社長をやっていたそうだ。
「小倉さん、オレでいいんですか?オレ、喋りも上手くないし、酒も飲めないですよ?」
「ここにいるよりはマシだろ?どうだ?」
「確かに・・・。ここで働くよりは面白そうですね。ちなみにどこで店やるんですか?」
「一店舗目は大阪で考えてるよ。」
「大阪ですか。面白そうですね!これからよろしくお願いします!」
こうしてオレの工場派遣からの奇妙な物語が始まった。