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歴史という名のファンタジー  作者: みなと劉
99/255

99話

そして、この2つが合わさることによって『クレアチン』というたんぱく質を合成する際の原料になったり、また同時に筋線維の破壊を抑える『保護剤』の役割を果たすことによって、運動能力の向上に繋がるのである。このように、この『タンパク質合成を促進する2種のバリン』こそが、まさに人間の身体の中で もっとも必要とされる存在なのだ。

そして、その『ロイミン(ロイシン)』と『ロイコ(バリン)』の 2つは それぞれ、

『エネルギーの源』

『抗酸化性(活性酸素を除去する)』

という役割を担っている。つまり、これがなければ人間らしい生活を送ることが出来ないと言っても良いくらいの存在なのである。

ところで、ここでちょっと余談になるが、これらの2種の『アミノ酸』のうち『バリン』は、実は『アセチルコリン(神経伝達物質)』の元になっている『ホスファチジルコリン』の構成成分でもある。

そして、そもそも『コリン』は『生体内において』は、そのほとんど全てが『水に溶けない』という特徴を有しているため、これは人体の細胞内には『存在しないはず』のものなのだ。しかし実際には これが血液中にも存在しているのであって、しかもそれが血中に存在する場合には、やはり何らかの影響を その『神経系』に与えているのではないかと言われている。

この『神経系に影響を与える』というのは、主に『記憶力』に関することであるようで、また逆に

『認知行動』や『言語中枢』などにも影響を及ぼすのではないかという推測が立てられていて、これはおそらく『シナプス』を形成する際に 大きな役割を果たしてきたと考えられているようだ。だが、もちろん『神経変性疾患』などの原因にもなる危険性があり、特に『脳溢血』などを引き起こす可能性が高まってしまうとも言われているので、要注意のものであると言えるだろう。

次は、『食物繊維』について書いていこうかと思う。

『食物繊維』とは、その名のとおり 野菜などの植物に多く含まれているもののことであり、その中には 実にたくさんの種類がある。

そしてその中でも代表的なのは『不溶性(水を通さない)』『水溶性(水分を含むと溶ける)』という2種類に分けることが出来る。

まず、前者の代表として挙げられるのは『セルロース』である。

『食物繊維』の最大の特徴は、なんといっても『吸収されない』『人間の消化酵素』では消化されないということにある。

たとえば 仮に『一日に1000キロカロリー』しか摂取していないとしても、その食事に含まれる炭水化物の割合が50パーセントだとすれば、残りの『500~600』は この『セルロース』だけで出来上がっていることになる。

また『水溶性』のものは、これにプラスして『ペクチン』というものが含まれることが多い。

さて それとは別に『非可食部(植物の栄養分にならない部分のこと)』にも多くの種類があって、それらを総称して 一般的に まとめて『食品素材』と呼ぶ。

そして その中で一番代表的なものは『グルカン』であるとされている。

『セルロース』とは、その名の通り 植物を構成している細胞壁を構成する主成分であり、これは動物で言うならば『筋肉』のようなものだと考えれば分かりやすいだろうか? ただ、それは どちらかと言うと動物の『軟骨』に似ているような感じがする。なぜなら

『関節液』というのは、基本的には全てこの『細胞』が集まって形成されているものだからだ。

『セルロース』の主な役割は、前述したとおりに その強度を上げるための補強材として働いてくれているものであって、その他にも 例えば血液中の赤血球を包み込むようにして『ゲル状』にして血液の流れを助けるという働きもしてくれていたりもするのだ。だから、これが無ければ赤血球が血液中でバラバラになってしまうということになるわけだ。まあ これはあくまでも、そういう説が出ているという話に過ぎないのだが……。

また、他にも『腸内細菌』の働きによって発酵分解され、それによって様々な有用な物質を作り出す役割も担っている。そして、この作用を利用して、ヨーグルトなどにも含まれている乳酸菌を添加することで それを補助的に使ってくれるものとして知られているのが『オリゴ糖』と呼ばれるものである。

しかし、残念ながら『非水溶性(水分を含まない状態)』の状態では、ほとんど何の意味も無いのである。

というのも、もし『非可食性(つまり、人間の消化器官が受け付けない)』の状態のままで放置されたとしたら、それは『セルロース』そのものが持っている毒性に冒されることになってしまうのだ。だから『セルロース』が含む有毒物質については すでに多くの研究者から報告されているものがあるし、だからこそ現在においては『セルロース』は『非水溶性』のものだけを『繊維質』と呼んで、その全てを そのままの形で使うということはしないのである。

しかし、実は この『非水溶性』の状態のものでさえも『水溶性のものと同じ効果』を持っているということが判明しているのである。だから これを利用することによって、より一層の 健康維持・増進が期待できるのではないだろうか。

次は『ペクチン』について述べていくことにする。

この『ペクチン』もまた、その名前からも分かるように『果実』に含まれており、その中でも『イチゴ』や『キウイ』や『リンゴ』などの赤い色の果実に含まれているもののことを特にそう呼んでいる。

そして、この『ペクチン』は 主に このような役割を担っていることで知られている。

・血液をサラサラにする

・動脈硬化を防止する といった効果があるので、もしも これらの効果を最大限に利用しようとするなら『ジュース類』よりも むしろ その原材料となっている『フルーツそのもの』を食べる方が効率が良いということが知られている。

『フルーツ』の中でも『ミカン』には、この『ぺクチン』が豊富に含まれていることが分かっているので、これを毎日食べるようにするだけでも、かなりの予防効果が期待出来るのではないかと思われる。ただし『オレンジ』に関しては、その果汁の中に『ペクチン』が含まれていて、その含有率が低い上に あまり味も良いものではないので、わざわざ これを『ジューサー』を使って搾汁して飲む必要性は無いのである。

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