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歴史という名のファンタジー  作者: みなと劉
98/255

98話

このタンパクの名前は『ラクトトリプタミン』と言い、これは人間の体内でも作られているもので、その『生理的役割』としては『血糖値上昇抑制剤』としての役割を持つのだとされている。

ただ『インスリン』とは違って これは即効性があるわけではなく持続的な効果しか発揮しないため、結果として 血液中の塩分濃度が高くなってしまうのだと言われている。

このため『塩辛い物』や『脂っこい物』を好むようになるのはもちろんのこと、他にも血圧の上昇や頭痛を引き起こす可能性もあったりするので、注意が必要である。

こうしたことから『ラクトトリプタム(Lacttripthamine)=乳糖』というのは『消化不良の原因物質』『すなわち毒物』として認識されるようになったらしく、これが人間の体の中に蓄積されてそのまま残ってしまい、しかも腸の中で水分を吸収した結果『カゼイン』となってしまう。そして、これが大量に腸内に溜まってしまえば、それはもう大変なことになるだろう。

そのことは『便秘』の状態になれば容易に想像がつく。

だからこそ どうしてもヨーグルトを作る場合には、それを調理する場合には、必ず一度火を通して『加熱処理したものを使うようにしなければならない』ということだった。

このように『乳酸菌は善玉菌』と言われてはいるけれど、その実、それが悪さをする場合もあり得るのだということを、くれぐれも忘れてはいけない。

『ヨーグルト』という食べ物は 決して身体に悪いものではないし、それ自体が 病気の原因となるようなこともないが、だからといって、ただそれだけを食べて健康を保つことができるというものでもないのである。

そもそも人間にとって必要不可欠なものは『栄養素』であるが、それは『炭水化物』、『脂質』といったエネルギー源であったり、『蛋白質』のような『肉体を構成する素材』であり、そして最後に挙げられるのが『ビタミン』ということになる。この『栄養素』の中でも特に大切なものとして『ミネラル』が挙げられる。

これは簡単に言うと『カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄などの元素成分』のことであり、これらは全て『骨や歯』を形成するために必要なものである。

ただ『カルシウム』だけは『必須アミノ酸』の一種であるので、食事によって十分に摂ることが出来れば問題ないのだが、その他の『栄養素』に関しては『食物繊維』と『オリゴ糖』によって、それらを賄う必要があるのだ。そして特に気を付けなければいけないのは、やはり『ミネラル』の中でも重要なものである『カリウム』だ。

『カリウム』は この世に存在する全ての生命体にとっては欠かすことの出来ないもので、もしもこれが不足してしまったら『心臓の働きが悪くなる』だけでなく、最悪の場合は命を落とす危険性もあるほどのものである。だがしかし、逆に言えば『過剰に摂り過ぎてしまった場合』にも その危険は潜んでいるのであって、その最も恐ろしい点は『中毒症状』にあるのだ。

つまり、もしもこの『カリウム』を過度に摂り過ぎたら、下痢を引き起こしてしまい、ひどい時には 嘔吐を伴うことも有り得、さらには酷い場合には ショック状態に陥ることさえあるのである。しかし、この『過剰症』については、それほど恐れなくても大丈夫なのだそうだ。

というのも、実は『カリウム』の『摂取基準量』はそれほど多くなく、だいたい1日に『800~1200mg程度』とされていているからだ。

なお、ここで言う『1日に必要なカリウムの量』は『野菜(芋類を除く)』200gに対しての必要量を目安にされているそうなので、それを元に計算してみよう。

たとえば、成人男性の標準的な一食分の食事における総カロリー量は、大よそ2000kcalほどになっている(成人女性の平均的数値は1600~2000kcal前後)。

仮に一日の総食事量が2300kcalだとすれば、それに100を掛けた数が 一日に必要なカリウムの摂取量の目安になる。

すると成人男性の場合は、およそ900ミリグラムが必要になるわけである。そして これは『肉や魚の摂取量を減らすこと無く』という条件での数値であるので、『果物』などを含めた場合には 1日の所要量を少しオーバーすることになるわけだが、それも あくまでも平均的な値であり、例えば『フルーツ好き』の方なら、それよりも多少は多く必要となる場合もあるのだ。

次に

身体に最も必要な存在

『蛋白質』について書いていこうかと思う。

『蛋白質』とは、人間が生きる上での基本的な構成素材であり、筋肉、皮膚、臓器、血液などに含まれているものだ。

また、その他にも『神経組織』『脳細胞』『生殖器系』『免疫機構』『酵素』などの素となる物質でもあるわけで、これらは 全て『蛋白質』から作られているのである。

ただし『タンパク質』は『20種類のアミノ酸が結びついて出来る鎖状構造』のことを言い、このうち『8種のアミノ酸』が結合したものを

『ペプチド鎖』と呼ぶことになる。

そして、この8種類のうちの6種だけが、他のものに比べて『タンパク質合成の中心的な役割』を担うことになり、残る2種は『触媒的な役割を担う物質』として 別の役割を持つことになる。

さて、その2つというのは『バリン』『ロイシン』と呼ばれるものであり、どちらも『プロテイン・キレート化作用』という機能を持っているのが最大の特徴と言えるだろうか。

ちなみに『ロイシン』は『メチオニン』と『イソフラボン』の誘導体として合成された『ロイコトリエンA』という化学物質のことだ。

そして一方『バリン』というのは、これは どちらかというと『アルギニン』に近い分子構造をしていて、そのアミノ酸番号は『22番目』のものを指している。ただ、この『バリン』は この化合物の中では『セリン』と『トレオナール』に次いで3番目に多く存在している物質であるとされているのだ。

その働きとしては、まず第一に『補酵素であるチロシナーゼというタンパク質の酸化的脱アミノ化を阻害することで、糖新生の抑制作用を示すこと』が挙げられる。これによって、体内では糖質の代謝が抑制されることになり、血糖値が上昇することが避けられる。

さらに血中コレステロール値を低下させたり 血圧の低下を促したりする効果もあるのだ。しかし一方で、これと同時に血液凝固を防ぐという性質もあり、そのために血栓ができにくくなり血管内のプラークを減少させることも可能になるのだ。そのため心筋梗塞をはじめとする動脈硬化の防止に役立ったりもする。

そして もう1つの『バリン』の働きは『L-オルニチン』が その役目を果たすことになるのだが、これは『アンモニアによる肝機能障害を予防すること』が出来るとされている。このため もし『高アンモニア血症』になりそうな事態に陥った場合でも、これを この『バリン』がブロックしてくれることになる。だから もしも『腎臓』の疾患を患っている人が『バリン』を多く摂っていたとしたら、それだけでも腎不全のリスクを軽減することができる。

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