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歴史という名のファンタジー  作者: みなと劉
97/255

97話

この香辛料は 元々インド原産と言われているハーブの一種であり、主に東南アジアなどで栽培されている『クスノキ科』の樹木の種子のことである。

ただ これが日本に伝わった時に、何故かその形が唐辛子と似ていたために、唐辛子の和名が付けられたのだとされている。

そして、今でも日本では、カレー粉などに使われていて、その存在自体は広く知られているものだ。

また その形状からも分かるように、もともとは種実ナッツの一種として扱われていたらしく、古くは仏教用語の中にも『迦留陀もん』などという名前で登場しているのが確認できるくらいだ。

また『摩訶』という言葉にも使われていることから、おそらくはサンスクリット語に近い意味の言葉だったのではないかと想像される。

つまり『果実の実る木』という意味があったのではないかと考えられるわけだ。

また、この『カシューナッツ』の語源に関しては、実ははっきりとしたことはよく分かっていないらしいのだが、一説には『火のように燃えるように熟す』という意味から来ているのだという説もあるらしい。

ただ『火の如くに』とか『激しく燃え上がるように』という意味であるとするならば、どちらかと言えば、もう少し激しい意味合いを持つ言葉になるはずだ。だからこの言葉だけを考えてみても、やはり『カシュ―ナツ』というのは どうも不自然な話であるような気がするのだが……。

ちなみに『カルダモン』とは本来『クミンのような香草』を意味しているのであって、別に香辛料としては さほど強力な効果を発揮するものではないようである。

むしろ使い方を誤ると その強い香りによって頭痛を起こしたり吐き気を感じたりする危険性すらあったようなので、注意が必要なのだと聞いている。

だから、特に薬や毒物といった感じではなく、あくまでも調味料の一つとして使うべきなのだろう。

このように、様々な食材が存在する『乳製品』や、あるいは、それらの原料として使われることもある『穀物類』、『肉類の加工品や植物性タンパク源』といったものは いずれも人間にとっては 必要不可欠な存在と言える。

また そうした『食材』の他にも、人間は これらの食材を使って料理を作っていく。

例えば 肉を焼く場合には、塩胡椒の他にニンニクなどをすりおろしたり刻んだものを肉と一緒に炒めるなどの下ごしらえをしたりして、さらに、それにハーブやスパイスを加えたソースを作ることもあるだろう。

そして それとは別に肉自体にも味付けを行う場合もある。また野菜サラダにはドレッシングをかけたりするわけだし、肉や魚を揚げたものには塩やタレをつけて食べたり、逆に焼いたものにはバターをつけたり塩コショウを振りかけて食べたりと、そういったこともしていくのだ。

そして、時には こうした料理に使う材料以外にも、デザート用のフルーツを用意しておいたり、或いは 飲み物用にアルコール度数の高い酒を用意しておくということも、忘れてはならないことである。そうやって考えてみると、やはり人間の食べ物というのは、非常に多岐に渡っていることが理解できると思う。

そして『ヨーグルト』は こういった『料理の素材』の一つというわけではなく、ヨーグルトの本来の目的とは、あくまで そのままの状態で食べるという『健康食品』としての役割を担っているということである。

しかもそれは単に身体の免疫力を高めるだけではなく、便秘の改善などにも役立つのだという。

さらには それ以外にも美肌効果が期待されるので、女性の方にとっても嬉しい効能があるというのだから これは食べない理由はないといえるかもしれない。

ただ、ヨーグルトを食べれば 誰もが綺麗な体になれるというわけではないので、そこは勘違いしないほうがいいのかもしれない。いくら『美容と健康に役立つから』といって、何も それを毎日のように、たくさん食べなければいけないという決まりはないのだ。

そもそも食事というものには適量というものがあり、それが何よりも大事なことだといえよう。

しかし その一方で、もし仮に自分の子供が『偏食』で悩んでいる親がいたとしたら、そういう時にこそ ぜひ試してみてほしいのが、まさに今述べた『ヨーグルト』という食品なのだそうだ。

そのヨーグルトが子供の『偏食』に効果的だということなのだが、それについて説明する前に、まずは このヨーグルトの基本的な作りかたを知っておかなければならない。その作り方は実に簡単なもので、『ミルクに乳酸菌を加えて発酵させる』だけのことなのだ。

だが、この『ミルクに乳酸菌を入れて発酵』させるという作業が、意外と難しいらしい。

何故なら『乳酸菌』は、牛乳の中に含まれる乳糖ラクトースの酵素(グリコシド結合の加水分解による)でしか分解されないため、普通の状態のままの牛乳に乳酸菌を投入しても、なかなか発酵を始めることが出来ないからだ。そこで、通常は加熱殺菌した生乳に砂糖を加え、これに『酵母菌』を混ぜて、しばらく放置しておきながら、これを攪拌しつつ ひたすら熱を加えることによって『ホエー』を作りあげていく必要がある。これが『バガス(bugues)』と呼ばれるものだ。

もちろん、これはヨーグルトだけでなく、チーズやバターの製造においても不可欠なものだ。

そして『ホエー』の水分を分離させて『カゼイン』を精製するのだが、その際に『乳脂肪』は分離して残るものの『タンパク質』はほとんど除去されてしまうために『乳製品』としては使えない状態となるのだ。

ただし『カゼイン』だけを取り除けば それで充分に美味しいものが出来るわけで、このカゼインは『カゼイン・ナトリウム溶液』となって瓶詰めされることになる。

そして ここからは余談になるのだが、ここで作られた『ホエイプロテイン(hoyeplotein)』と呼ばれるものは、そのままでは とても飲みにくいものであるので、そこに『カシス』などの果実を加えるなどして味を調え、それから『ジュース』にして飲まれることが多いようだ。

ところで

『カゼイン』は なぜ消化され難い性質をしているのか、不思議だと思わないだろうか?

普通に考えれば、その方が吸収されるときに 腸内細菌のエサになりやすいはずだ。ところが実際には そうした作用が働かず、むしろ吸収を阻害する働きをしてしまうのである。

その原因として、主に2つほど考えられることがある。一つには、そもそも乳製品に含まれている乳酸は そのほとんどが水酸基という分子で構成されており、これは いわゆる『脱水縮合』と呼ばれている現象により 水のように軽い性質を持つことになるのだ。

その結果として 体内に摂取されると血中の電解質のバランスが崩れてしまうのだといわれている。またもう一つの原因として挙げられるのは、牛乳などに含まれた あるタンパク質の存在である。

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