46話
では、ここで
『浅井長政』について書いていこうと思います。
『浅井長政』は、近江の大名である戦国大名である浅井氏の末裔です。
しかし、父であった久政の代に六角氏の従属下に入ります。
浅井家の家督を継いで、当主となった長政は父の方針に反して独立を目指しますが、姉川の戦いで敗戦し敗北します。その後、小谷城は陥落して城主であった父の久政は自害、母と妹たちは織田家に人質として送られることとなります。
その後、長政は織田家で元服し、柴田勝家と名を変えます。このときの年齢は10歳であり、年齢にしてはかなりの出世と言えます。
天正3年(1575)、信長の命を受けた佐久間信盛の策謀により秀吉によって暗殺されてしまうので、享年23歳です。
(諸説ありますが……)
信長から信頼され、本能寺の変の際は明智光秀から真っ先に救援の要請を受け、光秀と共に二条城にいたので、光秀の謀反にいち早く気付き、光秀を討ち取ったと言われています。
長政は、織田家のために戦い、最後は味方の裏切りに遭って殺されてしまうという壮絶な人生を送っています。
長政は、織田家に仕える重臣の一人だったのですが、他の武将と比べると知名度が低い気がします。
それについても書いていきます。まず初めに、織田信長が家臣の木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)に命じて作らせた刀があります。それが、天下一振と言われている太刀なのですが、この刀に「粟田口吉光」と銘があるのを知っていた人は少ないと思います。なぜなら、「国友」「大和物」「来」などと言われるだけで明確な基準がないのです。そして、その天下一振は現在は所在不明となっており、『国宝 大般若長光』と一緒に、二振りとも行方知れずになっています。ちなみに、現存する有名な刀工の刀の中で現存率100%なのは、国友作の長谷部国重のみだそうです。そして、現存する刀で一番の重要度を誇っているのは「村正」となっています。「虎徹」は重要刀剣になっており、現在所在がはっきりしているので安心できます。
次に、長政の正室であるお市の方についてです。お市は、賤ヶ岳の戦いの後、お江と名前を変えて、後に出家して覚慶を名乗ります。お市の方は、信長の妹でもあり、また、柴田勝家が養女になった経緯もあり、信長と義理の兄妹となりました。そのため、お市と信長の間には、微妙な関係があったとされています。
お市は、賤ケ岳の戦いで朝倉軍と戦って討死してしまいました。
以上が、主な概要になります。
次はお市の方が死んだときのことについて書きたいと思います。
お市は、兄・信長との不和が原因で、夫・浅井長政と実家の朝倉家を頼って落ち延びました。
お市の方と浅井長政は、越前にたどり着いたものの、すでに朝倉家は滅亡していたため、越前国の敦賀に行きました。そこで、琵琶湖の水運を活用して交易をしていた商人たちと知り合いました。この人たちの協力もあって、二人は生き延びることができました。やがて、お市は長政との間に子供を身籠りましたが、流産しました。
さらに、お市に懐妊の兆しが見えるとお市から遠ざけることもありました。
そして、お市とお子は、若狭の武田氏に保護されて無事に生き永らえたそうです。しかし、その後、浅井家の追っ手から逃れるため、若狭から丹後に移りました。しかし、その道中に病で亡くなり、22歳の若さであったそうです。また、お市の方が死んだ際、お腹の中にいた子供も亡くなったといいます。
また、その子供の生まれ変わりは浅井長政の娘として生まれたとも言われており、その証拠に、その娘には『万福丸』という名が付けられていました。
『浅井長政』について調べてみたところ、興味深いことが分かりました。
・浅井長政は、姉川の戦いで敗北した後、父・久政と共に自害した。
・その姉川の戦いで、長政は信長に援軍を要請した。
・その信長の命令を受けて、佐久間信盛が長政を裏切った。
・長政は、信長に救援要請した。以上の4点が私の知り得た内容だったと思います。
これらの内容をふまえた上で、次の章では姉川の戦い以降に起こった出来事と、その後の長政の生涯について語っていきたいと思います。
正吉郎と妙慶の結婚話が決まってから、1ヶ月が過ぎた。妙慶は毎日のように、俺に求婚の返事を求めてくる。
俺は妙慶から「結婚の話は保留にしておいてください」
と頼まれていた。妙慶の言い分としては、「まだ自分の中で答えを出せていない」とのことだ。だからと言って、正吉郎との結婚話を進めるわけにもいかない。
そんなある日のこと、正吉郎から手紙が届いた。妙慶と結婚することになったという報告の手紙だろうか?と思って開いてみると、予想は外れて、「今すぐ甲賀へ来てほしい」という内容が記されていただけだった。どうやら何か重大な事態が起きたらしい。
「政さん。正吉郎様からのお呼びだしですか?」
「はい。どうやら急ぎの用事のようです」
「そうなのね。なら、すぐに行かないと」
「はい。参りましょうか。ところで、妙慶殿は正吉郎様のことをどのように思っているのでしょうか?」
「え!?」
「あ……。申し訳ございません!差し出がましいことを申して……」
「いえ、そんなことはないわよ。ただ、驚いただけなの。うーん、私にとって正吉郎は……一言で言うと、とても良い人だと思うの。それに、どこか放っておけないというか……そういう感じかしら。まぁ、要するに私は正吉郎の人柄に惹かれているということよ。それと、この話は内緒にしていてもらえると助かるのだけれど……実は私が父から勘当されたのも、正吉郎の正室として迎えてもらうための交渉をしたからだと言うことを知っているの。でも、それは父の真意ではなかったと今では思えるようになったの。あの時は父に逆らえなかっただけだと今は分かる。もし、その時に私が父に反発すれば、勘当されることもなかったかもしれないと思うから……後悔しているの。きっと、父はそれが許せなかったんだろうけど」
「そうだったのですね。妙慶殿は、本当に父親のことが好きなのでしょう」




