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歴史という名のファンタジー  作者: みなと劉
38/255

38話

「はい、そして、私もいずれは父上の後を継ぎ、織田様に仕えたいと考えております」

「なるほどな。ならば、俺のところに来るといい」

「ありがとうございます。必ずや織田様に尽くして見せましょう」

「うむ、期待しているぞ」

こうして、二人の話し合いは終わった。その後、信長は今川家の居城『蒲原城』へと向かう。

「お待ちしておりました」

そこには、『岡部元信』が待っていた。

「うむ、早速案内してくれ」

「承知いたしました」

こうして、信長は今川家に滞在することになった。

それから数日後、信長は義元と対談していた。

「それで、どうするのだ?」

信長が問いかけると、義元が答えた。

「はい、まず初めに尾張に侵攻しましょう」

「ほう、そうか」

「はい、織田様が味方になってくれたおかげで、兵力はかなり増えております。ですので、今のうちに織田様の領地を奪っておきたいと考えています」

「ふっ、なかなか良い考えではないか」

「はい、ですので、織田様はしばらくこの城にいてもらってもいいですか?その間に、我らが攻め落としてみせますので」

「ああ、構わないぞ」

こうして、信長はしばらくの間、駿河に留まることになった。

【解説】

今回の話は、桶狭間の戦いの前の出来事について書きました。

まず、信長と義元の会話についてですが、これは史実通りの内容です。

次に、信長と義元の対談についてですが、この話の中で信長が今川家を裏切った理由について触れました。

信長が今川家を裏切る理由はいくつかありますが、一番大きな理由としては、信長が上洛するためです。

信長は、史実通りに京を目指すつもりでしたが、途中で邪魔になる大名がいましたので、裏切ってしまいました。

今川義元との会見を終えた信長は、今川軍の侵攻に備えて軍備を整えていた。そんなある日のこと、信長のもとに一人の男が訪ねてきた。

「失礼致します。私は、真田幸村と申します。以後、お見知り置きを」

男は頭を下げて名乗った。

「うむ、俺は織田信長という。よろしく頼むぞ」

信長も名乗る。

「はい、よろしくお願いします」

「それで、何用で来たのだ?」

「はい、実は信長殿にお願いがあって参りました」

「ほぅ、どんな願いだ?」

「はい、実は……

こうして、幸村は信長に自分の目的を話した。

「ふっ、面白い男だな」

「恐れ入ります」

「よし、分かった。お前の頼みを聞いてやる」

「本当でございますか!?」

「ああ、本気だ」

「ありがとうございます!」

こうして、信長は幸村の頼みを聞くことにしたのであった。

永禄11年(1568年)8月、ついに今川軍が尾張に攻め込んできた。その数、約3万。それに対して、織田軍は5千と今川軍の半分以下しかいなかった。

だが、織田家は『松平元康』の援軍により2倍近くまで兵を増やすことができたため、なんとか互角に戦うことができていた。しかし、信長は今川軍の圧倒的な強さに苦戦し、今川軍を追い払うことはできていなかった。

「くそ、一体どうすればいい?」

信長が頭を悩ませていると、「信長様!お呼びでしょうか?」と、光秀が部屋に入って来る。

「うむ、実はな……」

信長は事情を説明する。

「なるほど、そういうことでしたか」

「うむ、何か策はあるか?」

「はい、一つだけ方法がございます」

「それはなんだ?」

「それはですね……」

こうして、信長は再び今川軍と対峙することになる。

一方その頃、今川軍に潜入中の『武田晴信』は、信長のことを探っていた。

「なぁ、本当にここに信長がいるのか?」

「えぇ、間違いありませんよ」

「そうなのか……」

「はい、そうですとも」

「でもさ、なんかおかしくないか?」

「どこがおかしいのです?」

「だって、信長って奴はもう死んでるんだろ?」

「はい、確かにそうですが、それは表向きの話ですよ」

「どういうことだ?」

「つまり、信長は生きているということだよ」

「なるほどな。で、本当のところは?」

「まあ、簡単に言えば、変装しているんだよ」

「なるほどな。だが、何故そんなことをする必要がある?普通に隠れればいいじゃないか」

「おそらく、信長には信長なりの考えがあるのだろう」

「なるほどな。だが、そいつは誰なんだ?まさかとは思うが、俺じゃないよな?もしそうなら、すぐにここから出て行ってもらうぞ」

「ははは、大丈夫です。あなたではありませんから」

「それじゃあ、誰が信長なのだ?」

「はい、信長は『森蘭丸』と名乗っています」

「なるほどな。で、そいつも俺と同じ忍びか?」

「いえ、違います」

「違う?では、何故同じ名前を名乗っているのだ?もしかして、偽名を使っているのか?」

「はい、その通りです」

「ふむ、そうなると、ますます分からなくなってきたぞ」

「とりあえず、信長に会いに行きましょう」

「そうだな」

こうして、『武田信玄』『上杉謙信』は信長に会うために今川軍の本陣へと向かった。

一方の織田軍は、今川軍の攻撃に押されていた。

「ぐぬぅ、このままだと負けてしまうぞ」

信勝は焦りを感じていた。

「殿、ご心配はいりません。私に良い考えがあります」

信長は余裕の表情で答える。

「ほ、本当か?教えてくれ」

「はい、分かりました」

そして、信長は自分の考えを皆に伝える。すると、兵士達からは歓声が上がる。

「うおおー!!!」

「これで勝つるぞぉ!!」

こうして、士気が上がった織田軍の勢いは凄まじかった。

それからしばらくして、今川軍が織田軍を追い詰めていく。

「くっ、まずいな。この調子で攻められたら、いずれは全滅してしまう」

信長が呟いたその時だった。突然、今川軍に向かって矢が飛んできた。

「んっ、何事だ!?」

信長が驚いていると、今度は火縄銃による一斉射撃が行われた。

それにより、今川軍は混乱状態に陥る。

「今だ!!突撃ぃ!!!!」

その隙を突いて、織田軍は一気に攻め込んだ。

こうして、織田軍は今川軍を追い返すことに成功した。

「ふう、助かった」

信長は安堵する。

その後、信長は今川軍の大将である義元と対談していた。

「いやぁ、危ないところでしたね」

「ああ、お前のおかげで命拾いした」

「いえいえ、それほどでもないですよ」

義元は謙遜して答えた。

「それで、これからどうするつもりだ?」

「はい、しばらくは様子見をしておきたいと思います」

「ほう、それでいいのか?」

「はい、今は無理をせずに、国力を回復させることが大事だと思っておりますので」

「ふっ、なるほどな」

こうして、織田信長率いる尾張勢は今川家にしばらく滞在することになった。

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