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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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この連載作品は未完結のまま約3年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

勇者の従者は優しいアサシン

作者:SHOーDA
長く続いてた人族の繁栄の時代は終わっちまった。

「勇気」のルーンが失われ、勇者はすでに時代遅れの決戦兵器と呼ばれてやがる。

知らねえ奴らがなに言ってるやら。

ふん、だ。

人族の種族特性である「勇気」は、他の特性をも左右するそうで。

人族に残されたルーンは残り3つだけど。

「知力」と「技術」と「多様性」。

しかし、勇気なき「知力」は打算となり、勇気なき「技術」は模倣に終わり、勇気なき「多様性」は不和を生み・・・人族は挑戦を、前進を、発展を止め、同族との権力闘争にあけくれた。

人族は支配をしていた亜人たちに追いつかれ、亜人戦争に敗れた。

それから30年。

今、時代遅れと言われる勇者は、かつての俺の妹たちだ。

虹色の髪をした勇者エンノ様と獰猛な戦姫ソディア様は俺の元妹で、護姫シルディア様は俺の元姉だったりする。

俺は勇者になるどころかそれを支える才もない無能って思われて、子どものころに家を出された。

それで気が付いたら一流の暗殺者って、そりゃ勇者の力にゃなれないね。

なのに、そんな俺に勇者暗殺の命が下って、でも、元姉妹たちを俺は殺せなくて。

今じゃ、赤の他人として従者にやとわれて罪滅ぼしをしてる毎日だ。

そして、人族は勇気の力を一部取り戻して、また、時代は動き始めた。

だけどね。

俺のせいで、勇者様は精霊の加護を失ってしまったわけで、もう、申し訳ないっていうか、償いようもないっていうか。

けど、俺の正体知ってる護姫様には「バカ者、生きて償えい」なんて殴られるし、うかつに死ぬこともできやしない。

それで俺たちは、一年に一度の満月の夜に始まる転生の儀式のどさくさに、精霊たちと話し合おうって、主都に向かってるわけだ。
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