猫、猫になりました(?)。
いや、まあ私には弟がいるからね。
別にかいりが裸族なら仕方ないけれども。
とりあえずたまに泊りに来る弟が置いて行った服を着させました。
「うーたん、名前つけてくれた上に服までありがとう!」
「だからうーたん言うな、きもい。」
「きもいっていうのやめたら僕もうーたんって呼ばない。」
「…気色悪い。」
「いや、どっちも一緒だから。」
結局私が「きもい」を言わない代わりにかいりは私のことを「詩」と呼ぶことになった。
急に呼び捨てかーい。
「ところでかいり、いつまで人間のままでいるの?」
「ん?この先もずっと詩のそばにいるよ?」
「は?」
「え?」
ずっと?冗談じゃない。無理無理無理無理。
「とりあえずさ、その猫耳どうにかならないの?」
「あ、これね。忘れてた。」
そういってかいりは耳をしまった。…しまった?
「あんた、そんなことできるの?」
「ん?耳の出し入れ?しっぽもできるよ?」
そういってかいりは耳と尻尾を出した。
「猫と人間、どっちにも変身できるんだぁ~」
「え、猫になってみてよ。」
「うん、いいよ?」
ぽわわわん
そして次の瞬間、目の前に現れたのは昨日助けた猫だった。
「か………かっっっっっわいいいいいいいいいい!!!!!!!!」
そういって私はかいり(猫)を抱き上げた。
「もうかわいすぎてしんどいかわいいかわいいかわいいかいり、あんた猫の姿でなら一緒に寝てもいいよ!ふわふわだしあったかいしかわいいし!!!!!!!」
ぼふんっ
「ほ、本当?!僕ずっと一緒にいられる?!?!?」
うわっ、急に人間になった。重い。重いいいい!
「ちょちょちょっと?!急に戻らないで?!」
「じゃあおろしてよ。」
「いや、自分で降りろよ。」
猫耳がしおれた。耳かわいい。
「…詩、くすぐったい。」
「ん?」
「耳、耳!なでるのやめて!くすぐったいから!」
そういってかいりはようやく私の膝から降りた。
できるだけ毎日更新していきたいと思っています!
…と言っていましたが、学生ということもあり、難しいです…すみません…