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猫、飼い始めました。  作者: あんり
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名前、付けました。

改めまして、皆さんこんにちは。

私は花園詩【はなぞのうた】です。

今年、26歳になる独身のOLです。

一人暮らしをしています。

しているはずです。

「えっ、うーたん。急にきもいはないでしょ!」

「うーたんってなに?やめて?きもい。ってか、誰?」

そして今、目の前には整った顔に猫耳という、いわゆる不審者がいます。

「誰って…僕だよ、僕。」

オレオレ詐欺ならぬボクボク詐欺?

「だから、あんた誰?というかとりあえず早くベッドから降りてくれないと本気できもい。」

「うーたんはきもいきもい連呼しすぎ!」

「うーたん言うな、ボクボク詐欺。」

目が覚めたらこいつの顔面ドアップ。

きもい以外なんていえばいいの。

「ボクボク詐欺じゃ、」

「ベッド。」

「ないもん、」

「降りて。」

あきらめたのか、ボクボク詐欺はベッドから降りた。

「んで?あんた誰?なんで私の名前知ってんの。」

「僕はね、昨日の猫だよ。名前も君から教えてくれた。」

そういわれて昨日のことをぼんやりと思い返してみる。

あぁ…そういや猫、拾ったなぁ…。

「…あんたが昨日の猫?どうみてもただの人間なのに?」

「うん。恩返しがしたくて人間になりたいって祈ってみた。」

祈ったら猫が人間になれるの?

びっくらぽん。初耳学に認定だわ。

私も今度猫になりたい~って祈ってみよっと。

「あんた、名前は?」

「う~ん、ない。」

ボクボク詐欺とか呼びにくいじゃん。

「…名前、付けてあげる。」

すると、ボクボク詐欺はぱぁぁっっと顔を明るくした。

わかりやすっ!!

「うーん、そうだなぁ…きも太郎。」

「…。」

「きもの助。」

「…。」

「きも男。きも夫。きも汚。」

「ねぇ、うーたん、一回きもいから離れてほしい真面目に考えてほしいあと最後の発音全部一緒ってか『汚』ってなに。」

「うーたんいうな。だって第一印象きもいなんだもん。」

せっかく人が考えてあげてるのになんだその目は。

「はいはい、真面目に考えますよ。」

だからその死んだ魚の目を向けないでおくれ。

「…じゃあかいりってどう?」

「かいり………うん!僕かいりがいい!!!!」

おぉ。死んだ魚が生き返った。

「よしよし、じゃあかいりで決定しよう。ところで。」

「ん?」

「服を着てください。」

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

続きが気になる方はぜひ…!ほしみたいなのを…!!!

モチベに繋がりますので…!!!!!

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