表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩*祈りのようなもの*

追憶

作者: a i o

ショートホープ

缶のビール

冷えた部屋

ボリュームを上げた

ブラック・マジック・ウーマン

ドアを開ければ

そこにいた人


思い出話の延長線上で

日常を営む私は

あなたの好きな

音楽を聞いている

久方ぶりの

手紙を読むように


ジョプリンの

泣き出しそうな

サマータイム

下手くそな

あなたの高音はもう聞こえない

目を覚まさないスリープ画面

キャスター付きの椅子を

くるりと回しても

時間(とき)は止まらず

巻き戻らず

切り取られ

そこにある


鍵も掛けずに

去って行ったから

そのドアを開け

その椅子に座り

私は何度も

読み返すように

音楽を聞いている


何が書いてあったかなんて

本当は

分からないけれど










評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ