『姫君の物語』から結婚話へ(主に妄想)
魔王
『ふ、ふふふふ……
リリア&天使
『!?
天使
『ルドルフ、あんたいつにも増して気色悪いわよ……
リリア
『……ルディ、なにを喜んでるの?
魔王
『……………
天使
『なに、だんまりって訳?
リリア
『うーん……
ルゥのバラ……、かな!?
天使
『あ、ちょっと喜んだわね
リア、ソレであってるみたいよ!
リリア
『……背中むけちゃった
天使
『ふんっ!
どうせ、ルゥが素直にアレにキスしたのが嬉しいんでしょ
自分の指図どおりなんだもの
リリア
『あぁ、確かにね
天使
『かわいそうにねぇ
こんな変態の思惑どおりだなんてー
リリア
『あれ?
違うっぽいよ
ルディが悪い顔してる
天使
『悪い顔なんて四六時中じゃないのよ
リア、わざわざまわりこんでまで悪い顔見なくていいのよー
魔王
『お前にはわからぬのだな
ふっ……、風情のない
天使
『変態の思考回路がわかってたまるもんですか
魔王
『バラの香りを楽しむこともできぬとはな……
天使&リリア
『?
リリア
『あ!わかった!
ルゥがバラのにおいをすごく楽しんでたものね!
ルディがつけたにおいなの?
魔王
『ルーシュが好みそうな香りだったであろう
リリア
『……………
天使
『得意顔のとこ悪いけど、あたし達アレのにおいなんかわかんないわよ
魔王
『―――!!?
天使
『ここにおい届かないんだから当たり前じゃない
あんたは本体が知ってるから妄想でにおっただけでしょー
リリア
『ごめんね、ルディ
さすがににおいはわかんなかった
天使
『で、どんなにおいさせてんのよ?
魔王
『ほう、興味をもつのか
殊勝だな
あれはかなり強めの芳香でな
後追いでティーがくるようにしたクラシックなダマスク―――……
リリア
『あ!
誰かきた!
天使
『ああ、男前か
あ、ルドルフ、お経よりもワケわかんない呪文唱えないでくれる?
ちょっと無理だわ
魔王
『……………
天使
『で、なにか持ってるわね
リリア
『本………?
みたいね
天使
『あ!
これの話知ってる
女の子が好きな物語なのよー
リリア
『アルたん知ってるんだ!
すごーい!
天使
『うふふ
それにしても、ルゥもいつかこんな恋をするのかし―――……
魔王
『まだ早い
リリア
『かぶせた!
天使
『ふふふ
相手はどん―――……
魔王
『黙れ
この痴れ者がっ!
天使
『ウエディングドレス、着せたいわねー
絶対綺麗だわ
真っ白なドレス
そうね、プリンセスタイプがいいかしら
Aラインでロングトレーンもいいわね
今のところマーメイドはイメージしにくいけど、今後の成長しだいだわね
あー……楽しみだわー!
で、隣に立つのはやっぱりイケメ―――……
魔王
『誰が立とうと私が黒焦げにしてくれる!
天使
『あーぁ……
ルゥ悲しむわよーぉ
魔王
『……ぐぅぬ…ぅ………
天使
『おほほほほー!
リリア
『………ね、アルたん
さっきのドレスの呪文、なんだったの!?
ごにゃごにゃ書いていますが、ドレスのことはよくわかりません。
バラもそんなによくわかりません。
とりあえず想像した香りは甘ったるすぎない、残り香を楽しむ感じのものでしょうかね。