表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

普通の生活は魔王がゆるさない

リリア

『ねえねえ、バラって区別つく?


天使

『うーん……、あたしは無理ね

万単位で生きてると細かいことどーでもよくなっちゃってー


ルディ、あんたは無駄に詳しそうね

あんたの城ばかすかバラ咲かしてんじゃない


魔王

『あれは私の魔力漏れだ


天使

『はー!?

漏れてんの!?

駄々漏れ?


魔王

『ふん

力が強すぎてな


リリア

『そんな面白いことだったの!?

わたしてっきりルディの趣味で咲かせてるんだと思ってた


天使

『で、なんでバラなのよ

もっと他になかったわけ?

たとえば……

あー………、たとえば―――……


リリア

『ルディの手


天使&リリア

『……………

ィィィイヤァアダー!


天使

『想像するだにおっそろしいわぁ


リリア

『だってルディの魔力って言うから……


天使

『あ゛ーーー、気持ちわるすぎ


違うのよ

いちごとか、りんごとか、あー…んー……ラズベリーもいけそうね

ルゥが喜びそうじゃない!?

バラが出せるんならこの辺出せそうじゃないのよ


魔王

『………!


天使

『盲点だったみたいな顔してるわね


リリア

『全部果物?


天使

『だいたいそんなもんよ


リリア

『じゃあ多分ルゥが城に戻ったらいちごとかだらけね


天使

『きっとそうよ

メルヘンだわ


ところで……

ルゥあの魔力のバラ、こっちにきたときとかめっちゃ握りしめてたりしたけど、トゲささんなかったのかしら?

ちっちゃいけどささらないってことはなさそうよねぇ


リリア

『そうだね

そういえばなんともなかったみたいだよね


魔王

『心配いらぬ

ルーシュだけは傷つけぬよう、魔法をかけてある


天使

『あらやだ得意顔

さすが駄々漏れ変態過保護魔王だわね


リリア

『アルたん、長いよ


天使

『略して変態


ははんっ!

怖くないわよ!


リリア

『ルディ、威嚇で目をむいてばっかりいたらそのうち目玉が落ちちゃうよ


天使

『ちょっと!そんなことより!

このメイド、さすがね

ルゥがおセレブ生活に慣れきっちゃってるのに気が付いたわよ


リリア

『おセレブ?


天使

『そぉうよーぉ

普通じゃないんだから、こんな至れり尽くせり


リリア

『じゃあ普通の生活って?


天使

『うんー……

リアに説明するのは難しいわね……


まあ、こーゆーメイドとか魔界にいた使い魔みたいのがいない生活だわね


リリア

『え!?

じゃあどうやって着替えるの!?


天使

『そこか!


もーね、そもそも食事の支度も家の掃除も、なにもかもを自分でやんなきゃならないってことなの


リリア

『……………


天使

『うふふ

想像もつかないって顔ね


魔王

『ルーシュに無駄な苦労はいらん


天使

『ま、過保護魔王が憑依してたんじゃそんなもんかー


リリア

『ルディ……、目玉落ちるよ



魔王の城といえばバラ。

もう勝手なイメージです。

そんでもってルドルフはゼルダ無〇の精神の宮殿並に城をルーシュで飾りたてたいんじゃないかと思われます。

本体にはまともな理性がそなわっているので、そこまではしない、と思う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ