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一章 十話

更新遅れてしまってすみません


戦闘描写って難しい.....。

土煙が立ち込める中アルゴースは

驚愕の顔をして立ち上がりこちらに歩いてきた。

よく見ると少し膝が震えていた。


さすがに今の蹴りだとあんなもんか。


そう俺が戦況を確認していると

アルゴースが急に突っ込んできた。


さすが英雄のスキル持ちさっきまで

震えていた足取りが回復してやがる。


俺は対処すべく剣を抜刀して構える。

アルゴースは上段からの袈裟斬りを

放ってきた。


俺はそれを剣で受け止めた。

勿論そのままで受けてしまうと

武器の性能で剣もろとも斬られて

しまうので火魔法を使って強化

してから受け止めた。


どうやらアルゴースはこのまま力任せに

押し切るつもりみたいだが俺は身体強化

を使って応戦する。


力が拮抗して膠着したためこのままでは

泥沼化してしまうので一度剣を払い

距離をとった。



「貴様一体どういう事だ!」


「どういう事も何も膠着して

 泥沼化しそうだったから

 仕切り直しただけなんだが?」



そんなの聞かなくてもわかるだろ。

てか分かれよな。



「私はそういう事を言っているのではない!

 なぜ貴様のようななんの特別な力も持たない

 奴が私の攻撃を受けられる! それにいくら

 油断して英雄を使わなかったとはいえ

 身体強化を使って強化されている俺に

 対してなぜここまでダメージを与えられる!!」


「そんなの決まってんじゃん。

 単に俺の身体強化のスキルの方が

 レベルが上でお前の方が弱かったって

 だけだ。そんなのすぐに分かるだろ?」



こんな事誰だってすぐに分かるだろ。



「それがありえないと言っているのだろう!

 そうか貴様イカサマをしているなそうだろ!

 おい審判今すぐこいつの状態を確かめろ、

 不正を行っている恐れがある!」



不正が無いかどうか確かめるため決闘に

必ず立ち会う鑑定のスキルを持った

審判が俺の事を鑑定する。


そんなことしても無駄なのにな。



「鑑定結果出ました。

 ノウス選手に不審な部分はありません!」


その鑑定結果が言い渡されると共に

観客席から戸惑いの声が聞こえてくる。



「おい聞いたかよ。ノウスのあの力不正じゃ

 無いんだってよ。」


「ていうことはあれか、あいつは自分の

 実力でアルゴースさんをぶっ飛ばした

 ってことかよ。」


「まじかよ」「スゲーな」

「さすがあのギルド長の息子だな」



と口々に俺の事を口にする。



「これで満足したかアルゴース、

 俺は自分でレベルを上げたスキルで

 ただテメーとやりあってるだけだ。

 そこに他人の力や薬の力を使っている

 わけじゃないんだぜ。」


「貴様! この私に対してなんという

 口をきいている。

 ふんっ。いいだろう必要無いと思ったが

 その力に称して私も本気で相手をして

 やることにしよう。」


そういうとアルゴースは力を解放した。


「英雄発動ーーーーーーー!」


その瞬間今までとは比べ物にならないような

威圧が飛んできた。


「はははは。英雄のスキルを発動した今

 貴様に勝ち目などないおとなしく

 降参したらどうかね、ん?」


「勝ち目が無いかどうかは、やって

 見なくてちゃわかんないだろ。」


「ははははは。貴様は本当に馬鹿だな!!

 私はこのスキルを使って龍すら殺して

 いるんだ! それが少し他より強力な

 身体強化と魔法が使えるからと言って

 この差を埋められる訳がないだろうが!」 


「ならさっさとかかって来いよ。

 それともまた俺に一撃与えるハンデでも

 くれるのか?」


「...本当にイラつかせてくれるな貴様。

 いいだろう。本来は奴隷にでもしてやろうかと

 思っていたが貴様は今この場所で殺してやる。

 精々あの世でこの私を怒らせた事を後悔

 するんだな!!」



言い終わると同時にアルゴースは先ほど

とは比べ物にならないスピードで突っ込んできた。


10年前に見せた騎士隊長の時よりもはるかに

早くそして洗礼された動きである。


アルゴースは俺の懐に入ると

剣を横なぎに振るった。


飛び散る鮮血と共に今度は俺が壁まで

吹き飛んだ。



「ノウス!!」


会場にミーナ姉さんの悲痛な叫びが木霊した。





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