導入
無邪気な神
「あー、お前ってズルっこいよなー。ズルっこズルっこー」
純粋な神
「はて? 私のどこが狡いと?」
無邪気な神
「カマトトぶるなよなー売女がよー。テメーやってんだろオラ。異世界召喚者とよー」
純粋な神
「あら。まさかこのゲロ壺は恩寵のことをいっているのかしら?」
無邪気な神
「そう言ってんだろーがよー糞ビッチ。テメーやりすぎだろーがよーどう考えてもよー」
純粋な神
「いいじゃないですか。チートで無双なハーレムも神の御業に他なりません」
無邪気な神
「ちっげーだろー。人間ってのはこー、配られたカードをよー、必死こいてやりくりすんのが良いんだろうが。それが人間の愛らしいところだろーがよー」
純粋な神
「そうですか。はい。あなたの趣味趣向はわかりました。それで?」
無邪気な神
「賭けようぜー。チート0で死ぬたんびに転生させまくってよー。途中で諦めたらお前の勝ち」
純粋な神
「カードを配り直され続けて、それでも尚最後まで物語を走り切れればあなたの勝ちと、そういうことですね」
無邪気な神
「ソウイウコトデスワヨー」
純粋な神
「記憶は継続で?」
無邪気な神
「じゃなきゃ意味ねーだろーがボケてんの?」
純粋な神
「確認ですよ。いいでしょう、少し遊んで差し上げます」
純粋な神
「思ったのだけれど。記憶持ち越しってチートじゃないかしら?」
無邪気な神
「そこは必要経費ってことで」