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15-下準備その1
紋章術は、『紋章』に魔力を通して魔法を使うっていうやつらしい。
紋章にも種類があって、アクセサリーに紋章をあしらうものや紙に描く使い捨てのものとかだ。
俺がメインで使おうと思っているのは使い捨ての紙の紋章だ。
「簡単なやつしか使えないらしいけど、問題ないだろ」
紙の紋章の問題点は効果の軽さだ。強力な魔法は使えず、簡易的なものしか使えないとか。
だがそれは俺にとってさほど問題ではない。俺が目をつけたのは【土魔法】の土壁だ。
地面から人一人が隠れられるぐらいの壁を作成できるという、なかなかに使い道のありそうな魔法だ。
「さっさと描きましょうかね」
1.インクの中に触媒として自分の血を混ぜる
2.できたインクをペンにつけ、ガイドラインに沿って紋章を描いていく
「意外と簡単だなってキャッ⁉︎」
ペン先がガイドラインを外れると同時に爆発した。
「いてて……。ミスると爆発すんのかよ……」
さっきは油断したからいけなかった。集中しよう集中。
「ん……、っと」
こうなればあとは楽なもんだった。途中で何枚か爆発させたがな。
「ふぅ。20枚か、上々だな」
緊張が解ければすぐに睡魔が襲ってくる。俺はそれに身を任せるとゆっくりとベッドに倒れこんだ。




