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27日目:ゾンビの住む屋敷

27日目


【戦闘】民家で食糧を捜索中、ふすまを破って無数の手が! ゾンビの群れだ! 8のダメージ! 食糧:-1



「あ、日本式の家だ。懐かしなあ」


 郊外に立つ巨大な邸宅。歴史を感じさせるそれは、今はもう無残な姿を晒すだけとなっていた。


「おじゃましまーす」


 ドアを開けて、勇人が中に入る。

 思ったよりも中は綺麗で、ゾンビたちに荒らされたような形跡は見られない。

 避難が迅速だったのか、それともその時にはここに人が住んでいなかったのかはわからないが、少なくとも中で誰かが死んでいたり、ということはなさそうだ。


「んー。流石に全部持ってかれてるかー。残ってるのもあるけど生ものばっかでダメになっちゃってるし」


 勇人が探索を続けていると、不意にカタカタと何かが振動しているような音が聞こえてきた。


「……庭の方、かな。ペットとかが残ってたり? とりあえず行ってみよう」


 家の中は閉め切られていて、少し蒸し暑い。

 庭へ続く庇も、今はふすまが閉じられていて、光を遮断している。

 そして勇人がそのふすまに手をかけたちょうどその時――ふすまを突き破って、無数の手が勇人に襲い掛かった。


「……!?」


 勇人が後ろに跳び下がって刀を手に取る。それと同じタイミングで、ふすまを倒してゾンビの群れが室内に侵入してきた。


「くっ、逃げられない……! やるしかないのか! くそっ、こんな狭い室内じゃまともに刀も振れない!」


 刀を振り回せば、どうしても家具や柱にあたって動きが止まってしまう。だが、それは相手も同じ。それらが障害物となり、ゾンビの群れが一度に襲い掛かるのを防いでいた。

 部屋の区切りも全てふすまや障子になっているため、ゾンビを部屋に閉じ込めて逃げる、という手段も使えない。


「はあっ……はあっ……! 一体いつになったら終わるんだ……!」


 庭には思いのほか大量のゾンビがいたようで、いくら切っても次から次へと襲い掛かってくる。

 通路を限定することで何とか持ちこたえているが、このままでは押し切られるのも時間の問題だろう。


「何か打開策を見つけないとッ……! ――そうだ、これを使えば……!」


 勇人は目を付けたのは、この家を支える大黒柱。家を崩すことによって、ゾンビを足止めしようというのだ。


(外への脱出路は……ないか。なら壁を切り崩して脱出するッ! ここでゾンビの餌食になるよりはこっちに賭けた方がよっぽどいいッ!)

「おおお……! 無嶽流剣技! 碧閃! 壁崩し!」


 碧閃は、高速で刀を振りぬくことにより、鉄をも断ち切る剣技だ。そして壁崩しはその名の通り、衝撃を叩きつけることで広範囲にわたって物体を破壊する剣技だ。

 まず碧閃でこの家の根幹を為す柱を切断し、次いで壁崩しでその横の壁をぶち破ることによって外への脱出を果たしたのだ。

 轟音を立てて、屋根が崩れる。柱を一本切った程度では家全体の崩壊は起こらないが、それでも一部であれば崩落させることは容易い。

 勇人の後を追って外に出ようとしたゾンビは、例外なくその崩落に巻き込まれて、その活動を停止した。


「ふぃー。何とか助かった……。あー、持ち主の人、崩しちゃってごめんなさい。でもだれも住んでなさそうだし別にいいよね……。まぁ、そんなことはともかくさっさと逃げよう」





――27日目

 HP:46→42

 食糧:60→59

 Item

 日本刀(銘:薄骨喰)

  【戦闘】で受けるダメージ常に-2。最低1点は受ける

 改造2丁拳銃(ワルサーP99/9mmパラべラム弾使用/装弾数20発)

  【戦闘】で受けるダメージ常に-2。最低1点は受ける

 NoDateItem

  焼きハゼ

  紅茶パック

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