立ち寄った焼肉店に親友が女の子に囲まれてた時の感想を述べよ
駅を乗り継いで無事に捜那駅に着き、そのまま改札を抜けて人目の少ない所に移動して眼鏡の右可動部らへんを一回人差し指で軽くタッチしたするとレンズ部分に目的地である焼肉エンペラーの路地裏にある犬型怪獣の巣までのナビ映像が出てきた。
最近の機械は便利だなぁ……なんて思いながらナビ通りに歩いて駅を出てすぐにスマホがなって見ると博士からの連絡だった。
え〜っと、なになにぃ〜……『駅前の527番の電子ロック式のロッカーに0279って入力してみて。中に前掛け式のショルダーバックがあるからそれを持っていっていいわよ。バックの中にはお金とか色々あると思うから好きに使っていいわよ』
「……マジで?」
俺は博士の言伝通りに527番のロッカーに言われた通りの番号を入れ、バックの中身を開けて確認した。
中々の量の一万円札が入った財布に黒手袋と使い捨ての黒マスクが入っていた。
目的地はあの安くて美味い焼肉エンペラーだったよな……よし!食うか!実はマグルナルドだけじゃ足りなかったんだよな。
よし!やる気出てきたぁー!早速向かうか!
「やっきにく♪やっきにく♪楽しみだぁ〜♪」
俺は黒手袋と黒マスクを着けて人に聞こえないくらいの小声で歌いながら焼肉エンペラーに向かった。
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俺の親友「牛タンウメェ〜!」である重軽麗姫が実質死亡の「ハラミうっまっ!」行方不明になってから3日経った。「カルビウメェ……ご飯が進むわぁ〜」……。
俺とふみかが「ベーコンもウメェ…!」未だにそのショックから立ち直れていないのを「箸休めのフライドポテトもいい塩加減だなぁ…」見てみんなに焼肉エンペラーに連れてこられた。
俺はいつもより「デザートも全部美味い!最高!」少しだけ食欲がなかったが喉を通らない程ではなかった為、少しずつちょびちょび食べていたが文華はアイツにめっちゃ懐いていたせいか俺よりもショックを受けていた為、ずっと俯いていて空元気を見せる事も出来ないくらいに元気がなかった。
みんなは文華を元気づけようと色々頑張っているが全部失敗に終わった。「終わろうと思ったけどもう1周行ってみよー!」……後ろの人めっちゃ食うなっ!?
なんて思っていると麗姫の妹で文華の親友の重軽愛姫が申し訳なさそうな表情で喋りかけた。
「文華ごめんね。まだ無理矢理連れてきちゃって……」
「ううん、いいの。それに、私の方こそごめんね。元気づける為に連れてきてくれたのに何時までもウジウジしちゃって。こんな所麗姫くんに見られちゃったら笑われちゃうね」
「そうだな。アイツに笑われないように沢山食って元気つけようぜ!」
……親友、俺は信じてるぜ。お前がどっかで油売って生きてる事を……
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……気まずぅ〜…まさか後ろの席に親友が座るなんて思わないじゃん!しかも文華ちゃんに暗い顔をさせちゃってるのすっげぇー心にクるんだけどぉー…
お腹いっぱいになったし、後何か気まずいしもう帰るか。
それにそろそろ仕事しないとな。
俺は席から立って会計する為に財布を出しながら出入り口に向かった。
そして会計を終わらせて外に出てバックから予め買っておいたブレスケアを1個口に入れてそのまま路地裏に入ろうとしたら知らないおじさんに止められた。
「ちょっと君!ここに入っちゃ駄目だよ!」
「あっ、すんません」
……このおじさん、多分信者だな。
言葉に演技臭さが消しきれてないし、それにこの目は宗教にハマった奴の目をしてる。
まぁでも一旦ここから離れて様子見としますか。
俺は路地裏から離れて人混みに紛れて反対側のコンビニの前でたむろする仕草をしながら眼鏡の右側の可動部らへんを人差し指と中指で軽く触りると博士の声がした。
『もしもし、どうしたの?』
「ちょっとしたアクシデントが発生した」
『アクシデント?』
「うん、多分博士が言ってた黄昏の園の信者だと思う」
『そう……何人いるかは把握出来る?』
「うーん……多分無理。結構強めに止められたしそれに目的地に繋がる場所全部にいると思う。それも近づくに連れて警備が厳しくなるタイプ。大体悪い事してる宗教団体は隠し事がうまいからね」
『……随分宗教団体に詳しいわね。昔何かあったの?』
「………別に、宗教にハマった奴らの末路を知ってるだけさ」
『そう……今回の任務は君に一任するわ。最悪巣を潰さなくてもいいわ。それじゃあ健闘を祈っているわ』
博士はそう言うと通信を切った。
はぁ~…気ぃ使わせちゃったかぁ……仕事終わったらアイスでも買ってあげよ。
だったらとっとと片付けて帰るとしますか……!
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「さっきガキが一人ここに入ろうとしたらしい」
「何?……エサとして入れとけば良かったんじゃないのか?」
「いや、流石に短期間で入れ過ぎだ。それだとサツに嗅ぎつけられる」
「それもそうか」
……やっぱ宗教ってクソだわ。とっととここ潰してアイツらに吠え面かかしてやる……!
と、言う訳で!俺は一体何処にいるでしょ〜かっ!
…………………こっこで〜す!正解は路地裏のビルの壁面のパイプとパイプの間で足と手をついて侵入してましたっ!いやぁ~惜しかったねぇ。次のクイズは頑張って正解しようぜっ!
………はい、すんません。此処からは真面目に殺りまーす。
まぁ殺るのは信者じゃなくて信者達が隠してる怪獣なんだけどね。
おっ、休憩してた2人が戻ろうとしてる。
「そろそろ休憩から戻るか」
「あぁ、そうだな」
「えぇ~…もうちょっと休憩していきなよぉ〜」
「そういう訳には行かないんだよ……!?テメェ誰d「てい!」ゴフッ!」
「せい!」
「グハッ!」
フッフッフ…見たか!これが重軽式鉄拳制裁!いやはや〜おばあちゃん家が道場でよかったぁ……
なんだっけ?確かぁ……七星滅砕流だったけ?やべぇー昔荒れてたから真面目にやらずに喧嘩ばっかしててなんも覚えてねぇー
まぁいっか!愛姫がそこら辺教えてもらってるだろうし俺には関係ないなっ!
「えぇ~っと、場所はあっちか!」
俺はナビ通りの道をコソコソ隠れながら辿って目的地の入り口手前まで着いた。
目的地である怪獣の巣は肉の腐った臭いが辺りに立ち込めていた。
予めマスクと手袋を着けといたけどそれしてても臭いんだけど……
「ちゃっちゃと片付けてちゃっちゃと帰るか」
俺は怪獣の巣に入った。中は怪獣が食べたであろう人の残骸がそこらかしこに散らばっており、常人が見たら吐き気を催して気分が悪くなる様な景色になっていた。
「うひょー食ってんなぁ……」
『グルルッ……!』
「っと、早速おいでなすったか……!」
『バウッ!』
暗闇から出てきた無数の犬型怪獣が一斉に俺を襲おうと飛び掛かってきた。
俺は自分の周りを地面が抉れるくらいの重力を怪獣達に放なつと怪獣達は地面に這いつばった。
『グ、グルルッ……!』
「おぉ〜こわ……怖いから押し潰しちゃおうか!」
俺は怪獣の巣全体まで範囲を拡大して、下に重力の床を創り上に同じ様に重力の天井を創った。
そして地面へと重力で出来た天井を動かし始めた。
圧縮するプレス機の如く怪獣達を押し潰していくこの技で大半の怪獣は絶命するだろうけど……ざっと辺りを見回したけどボスっぽい怪獣はいなかったからもうなん波か来るのを予想してこの分が終わったら一旦解除して油断したフリしよぉ~っと
『バウッ!』
後ろから鳴き声って事は……おっ、釣れた釣れた♪さぁ~てまずボスを倒しちゃおうか!
そう思ってさっきと同じ様に重力を放って怪獣達を這いつくばらせて俺が振り向くとそこには逃げるボス怪獣の後ろ姿が見えた。
…………えっ?……えっ?……………えぇ~っ!?アイツ俺の事下っ端に任せて逃げやがった!
クッソ、マジか!まさか逃げるなんて思わなかった。
所詮は知能の低い生物と侮ってた……!まぁ、いい。
とっとと片付けて追い掛ける!俺はそう思ってさっきと同じ様に怪獣達を片付けようとしたら……
『バウッ!』
「!?っぶね!」
横から不意打ちをされ、咄嗟に避けたせいで出来ずに終わってしまった。
地面に這いつくばっていた怪獣達も起き上がって俺を威嚇しながらも首を俺の方に向けたまま俺の周りをゆっくりと歩いた。
「チッ!調子乗り過ぎたか……」
俺の重力操作は細かい操作が出来ず、素早い動きが得意な犬型怪獣とかには短期決戦で決めないと今みたいに面倒くさい事になるから嫌だったんだけど……仕方ないか。
「お前何してる!」
「あっ、ヤッベ!」
「おい!侵入者だ!」
やべぇー信者に見つかっちゃった!マジかぁ……どうすっかぁ…信者って頭おかしいから怪獣に喜んで喰われにいきそうだから真っ先に殺らないとダメなんだけど殺ったら殺ったでその肉を怪獣に喰われるからなぁ……あぁ〜もうっ!!面倒くさい!全部滅ぼしてやるっ!
「な、なんだ!?」
『クゥゥン……』
俺は怪衣を身に纏って力を全開放すると信者達は驚き犬型怪獣は怯えてその場で固まってしまった。
あぁ、この優越感!やっぱこれだよ!けどまた気絶しないように調整しないとな。
「ク、クソ!あんなんどうすりゃいいんだよっ!」
「か、構わねぇ!?撃て!撃って撃って撃ちまくれ!怪獣様を全力で守れっ!死んだ奴らは怪獣様に喰わせるんだ!いいなっ!」
「「「「「お、おう!」」」」」
最初に路地裏に通ろうとした時に止めてきたおじさんがリーダー格だったのか。
まぁ、もうどうでもいいんだけど。さっさと滅ぼしてあのボス怪獣を追いかけないとな。
「さぁ、滅びの時だ!」
イェーイ!次回予告だぜ!なんと次回は〜〜〜
「悪いけど、見知った娘の傷つく姿は見たくないんだよね!」
カッコよく親友達のピンチを助ける為に戦場に飛び出す俺!
「お前は一体……!?」
「なに、ただの悪役さ」
親友と対峙してカッコよく名乗る俺!次回もお楽しみに!
えっ?内容が薄いって?知らないよ!そんなの次回見れば分かるんだから我儘言わないの!それじゃまた次回!