枕元でスマホを充電してたらバッテリーが爆発して死にかけた話
どうも、熊ノ翁です。
タイトルにあります通り、先日枕元でスマホを充電していたらバッテリーが爆発して死にかけました。
んで、その件についてツイートしたところ、盛大にバズりまして。
このエッセイを書いている現時点でRT回数3.4万、いいね23万、インプレッション3700万超えでまだ伸びてるっていう。
リプ欄にも山のように質問が届いているわけですが、とてもじゃないですが応えきれません。
というわけで、今回はその時の事についてTwitterに寄せられた質問を元に一問一答形式で語っていきますので、お付き合い頂ければ幸いです。
それでは、Let's 炎上イ!
Q
どういう状況で事故は起きたの? あと何が爆発したの?
A
コンセントに充電アダプターを刺し、アダプターを通してモバイルバッテリーを充電し、更にそのままモバイルバッテリーにライトニングケーブルを繋げてスマホを充電していた。
要はコンセント→充電アダプター→モバイルバッテリー→スマホの順で接続していた状態。
モバイルバッテリーを置いていた場所は敷布団の上。
熊の首筋から多分10㎝程度離れた場所に置いてた。
モバイルバッテリーとスマホの両方を充電しながら布団に入り眠っていたら、2時間後に爆発音とともに首と肩に痛みと熱さを感じて飛び起きた。
で、見ると布団と枕が盛大に燃えててモバイルバッテリーがおもいくそ破裂して火を噴いてたって流れ。
Q
何でそんな変な充電のやり方してたの?
A
その爆発したモバイルバッテリーがパススルー充電対応の品で、メーカー側が「そのようにも充電できるんですコレは!」と紹介してたから。
確認してみたけど、製品サイトにもやっぱりそう書いてあった。
Q
どうせそのモバイルバッテリー、膨らんでたり長く使ってたりしてたんでしょ?
A
熊が持ってるバッテリーの中ではいっちゃん新しい。購入して2年くらい。
膨らみはまったく無くて、熱も持ってるようには思わなかった。
その時の充電率はスマホが70%、モバイルバッテリーが50%くらいだったと思う。
モバイルバッテリーを落とした記憶は特に無い。
スマホの方は何度かあるけど。
ちな、スマホの機種はiPhone14。
モバイルバッテリーについては後述。
Q
ケガの程度はどんなもん?
A
結論から言うと、クッソ軽傷で済んだ。
「死ねば良かったのに」とお思いのアンチの皆様、ふひひサーセンwww
左耳から左首筋、あと左肩とかなり広範囲で軽度の火傷を負って髪の毛ちょいと燃えましたが、まあそんなもんです。
「じゃあ死にかけてねーじゃん。死ねよ熊」というアンチの声が聞こえてきそうですが、死にかけたのはマジ。
モバイルバッテリーの火の吹く方向が運良く寝ている熊の頭の反対側だったため、爆発時の衝撃と軽いやけどの被害だけで済んだ。
そうでなければ軽いやけどをしていた左首筋に溶けた高温の金属が付着し、更にバーナーみたいな火柱で頸動脈焼き切られてた可能性が高かった。
実際、頭と反対側の布団は底まで貫通して下の絨毯まで焼いてた。
だからモバイルバッテリーを置く向きが逆だったら、良くて頭部がケロイド状になる重度の火傷、悪けりゃ首を焼き切られて死亡って状況。
今こうやってヘラヘラしながらエッセイ書いてんのはマジで奇跡なんですよなー。
拾った命、大切に使わんと。
Q
物品の被害は?
A
モバイルバッテリーとライトニングケーブルが完全に焼け落ちてて、枕と布団が広範囲にわたって焼けた。
バッテリーを置いていた布団に関しては、下に敷いていた絨毯まで貫通して焦げていた。
あとモバイルバッテリーが爆発した際に、溶けた金属片飛び散って4メートル先の床まで焦がした。
ソファーもちょっと焦げた。
スマホは無事。
Q
どうやって火を消したの?
A
「うおおおおお!?」って叫びながら台所行って、その辺の鉄鍋やらどんぶりやらに水入れて持ってって、ぶっかけて消した。
Q
リチウムイオンバッテリーに水ってマズくね?
A
そう。
よろしくない。
そもそもリチウムは水と反応して火柱上げるし。
調べてみたら確かにリチウム電池を消火する際に水を用いる場合もあるみたいだけど、その際は完全に水没させていた。
てか大前提として、電気通ってる物に水をかけるのは感電のリスクがあるからクソ危険。
熊は完全にパニクってて、とにかく布団と枕の火を消そうとしてたからそういう対応やらかして運よく無事だったけど、絶対やらん方が良い。
電気火災には粉末消火器が効くから、基本それ使え。
あとコンセントからケーブル引っこ抜いて通電止めるのも忘れずに。
Q
なんで消防に通報したの? 消し止めたんでしょ?
A
ぶっちゃけ「消し止めたし明日も仕事だし眠いから、明日ちょろっと連絡すりゃええやろ」なんて考えてはいた。
んだけど「一応事後報告だけは今しとくか。連絡だけならどうせ大した時間掛かるもんじゃないだろうし」と思い直して電話したんですよね。
だから、消防車がサイレン鳴らしながら来るとは思ってなかった。
ただまぁ、結果的には呼んでよかった。
モバイルバッテリー、再度燃えたし。
そんでもって消防士さん的には「たとえ消し止めてもボヤであっても、原因調査して情報集めたいから連絡は欲しい」との事。
そもそも「消し止めた」っつったって、そんなもんシロウトが判断してもダメだろうしね。
Q
消したモバイルバッテリー、なんでまた燃えたの?
A
知らん。
ぶっかけた水に反応したんじゃね?
とりま消防士さんと俺で現場再現してあれこれ話し合ってる最中に、目の前でまた燃えた。
Q
で、その後どうしたの?
A
Twitterでも書いたけど、耐火服着こんだ消防士さんが燃えてるモバイルバッテリーを掴んでボウルに入れて、完全に水没させて消し止めた。
その後、消防士さん達は熊と一緒に被害状況の確認を続け、衛生担当の救急救命士さんが熊の火傷した所を見て、明日再度訪問して現場検証する旨を告げて帰られた。
燃えた布団は、現場検証後に風呂場で保管する事に。
燃えたモバイルバッテリーは明日回収する事になり、今日は一晩水につけたままにしておく。
そんで、翌朝改めて現場検証行って、バッテリーのメーカーはどこかとか、焼損したものは何かとかを伝えて、書類書いて提出した。
Q
モバイルバッテリーのメーカーは? 国産? 中華製?
A
これ、Twitterでも死ぬ程聞かれましたがな。
結論から言うと、公表する気は無いです。
消防隊の方にはメーカー名も商品も製品説明ページも全部教えましたが。
後、消費者庁とそのモバイルバッテリーを作ったメーカーにも。
Q
じゃあどんな製品に気をつけりゃ良いかわかんねーじゃん。また犠牲者出しても良いのか?
A
その犠牲者を減らすために公表すんのやめた。
そもそも、熊は当初公表するつもりでした。
心変わりしたのはTwitter上で溢れる「こういうの怖いから俺は国産メーカーのを買っているんだ」「これだから中国製は」「どうせPSEマーク付いてなかったんだろ」といったコメントを見たからです。
決めつけで安心しようとする人が物凄い多かったんですよね。
今回の件で身に染みましたが、このリチウムイオンバッテリー、国産品だろうがPSEマーク付いてようが危険な事には変わりありません。
「自分のは〇〇国製だから問題ない」
「違うメーカーの奴だから大丈夫」
その思い込みこそが次の犠牲者を生むと、コメントの山を眺めていて思いました。
なので、関係各所にはどのメーカーのどの製品なのか伝えますが、熊からネットで品物やメーカーを公開する事はしません。
さいごに。
皆様。
どこの国のどのメーカーの物だろうと、今持っているモバイルバッテリーは危ない物なんだと注意を払ってお使いください。
死にかけた熊からのお願いです。
枕元でスマホを充電してたらバッテリーが爆発して死にかけた話……END
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