9話 着ぐるみ
今日は平和です。
「おはようー!」
「おぉー!」
「おかえりー!」
「...ただいまぁー」
「ってか何この状況」
教室には凛とさくらしかいなかった。
「あのさぁー今日学校あるってお前連絡来たから来たのに...」
「いやぁぁまさかぁぁそんなぁー」
「やっと来たか!お前たち!」
「その声は...!」
「先生!」
★平山 千紘 クラスの担任
「で、俺たちをなんのために集めたんですかぁーー!?」
「私からもお願いしますー!」
「えっとねぇ」
「君たちにやらないといけないことがあるんだけど」
「これ見てくれない?」
「えっうそだろ」
「これを...着るんですか......」
「これ毎年恒例らしいのー」
「毎年体育祭クラス委員会に入った人達が着ぐるみを着て走るんだよね...」
「......で、1年B組は猫と犬......」
「これ着るんですか先生...」
「こんな暑い夏に!!」
「いや。だからいつもは二学期の最初にやるんだけどね?」
「なぜか今年は早いの!」
「でさぁーみんな犬派?猫...」
「犬犬犬!!!!」
「......!?」
「じゃあ凛くんはい、犬で...」
謎の圧力を感じた先生だった。
「じゃあ私は猫で!」
「キュートでかわい...」
「無理無理無理無理無理無理無理」
そう赤月凛は思った以上に猫が無理なのです。
猫の話を聞くだけでぞっとするくらい。。
「猫はやめてぇっ!」
と。涙目になってさくらを見た
「ってか俺が猫嫌いなの知ってるよなぁぁ!?」
さくらは...
「うん。」
と、答えた。
「ま、まあ...先に犬から持ってくるね!」
先生は慌てて廊下をでた。
数分後
「たすけてーーーー!」
「何あったんですか先生...」
「そうですよ...」
「本当に何があったんですか...」
2人
「その姿!!」
先生はなぜか泥だらけだった
「じつは...w」
「えーーー!?」
「先生も走るんですか!?」
2人はありえないほど驚いてしまった
どうやら
先生も参加するようだ。。。
ちなみに言っておくが
この先生。
"必ず1回は転ぶ!!"
〜 〜 小学校の頃 〜 〜
これから体育の授業をはじめます!
れい!
おねがいしまーす!!!
「いよいよ!運動会が迫ってきました!」
「みんなは走るの好きかなー?」
.........
「す、好きな人も嫌いな人もいるよね!」
「なので今日は」
"鬼ごっこをします!!"
これが...
悪夢の...
始まりだった。
先生と凛とさくらが一緒のクラスになったのは
2年の頃と3年の頃。
このお話は3-3の時のお話です。
「まず鬼を決めるのでじゃんけんしよ!」
まず先生は
「じゃんけんぽん!」
「あっ...」
じゃんけんがくそ弱い。
「というわけでー...」
先生が10秒数えるので...
みんな逃げろーーー!!!!
きゃぁぁぁーーーー
通常の鬼ごっこはタッチされると鬼になる。
9ーー!
10!
しかし...
「まてーーー!」
この先生...
「とおやくんみっーけ!」
"必ず"
" こ け る の だ 。 "
「ぶくぅ」(転んだ時に出た声。)
せんせー!ださーい!
そして逃げられる。
結局この時間捕まえられたのはゼロ人だった。
追いかけてはこけ...
追いかけて追いかけてタッチしようとしてもコケる。
そう。この先生。
体育超苦手なんだよ!!!!
〜 〜 〜 〜
2人
(これまじどうしよう...)
(あぁぁぁ絶対負ける気しかしないわ...)
「まあでも楽しめればいいよね!」
ちなみに言っておくが
この先生。
自分はそこそこ走れると思っている!
(つまり自分が こける。と言う自覚症状がないのだ。)
「せ、先生...これって本当に先生もは、走るんですか?」
「しかもねー先生って絶対アンカーなのよー」
「はい?先生いまなんて...」
「先生はね...絶対アンカーなの.........」
2人
(絶対負けたーーーー!!!)
「まあとりあえず...今日は帰りましょう!」
「後日さくらにも猫渡すからよろしく!」
「もうねこぉぉぉぉーー!!!いやぁぁぁぁー!」
「じ、じゃあ先生また明日...」
「はーい!」
「ねぇ凛...」
「これ...どうなると思う...w」
「もう...やばいね...w」
ーーみんなから笑われそうだなーー
2人はそう思った。
(やべぇ最後のセリフやべぇ...)
(なんかオチ...オチは...)
(ってえっまだ続きあるの!?)
次回予告 「会長。」
お楽しみに!!
おい!




