天地を喰らう2 諸葛孔明伝 〜蜀を食らう〜
荊州を平定した劉備軍のもとに山賊退治の依頼がきます。実はこの依頼をしてきたのが孔明と並び称される天才軍師、龐統。劉備軍の義侠を知り、やっと戦列に加わってくれます。そこへ折り良く益州からの使者。無道の君主、劉璋に代わって劉備に入蜀してほしいとのこと。しかし荊州はまだ平定して間もなく、守りは必要。そこで派遣軍は張飛を大将に立て、軍師に龐統を付けることになり、7人編成だったメンバーは一時、5人に変更。主力の関羽、趙雲も同行できないため、しばし悩むことになります。
黄忠、魏延の二人はまず外せませんが、あと一人をどうするか。兵士数で言えば関平、馬謖。素早さの高い孟達も面白い。周倉も頼れるけど、先般、退治して配下になった元山賊の廖化も捨てがたい。このあたりの編成の工夫が実に楽しい。三國志的な軍団編成の妙を楽しめるのです。
まあ、入蜀してからほどなく馬超、馬岱の二人が加わるので、すぐに残りの一枠は埋まることになるのですが。
漢中に割拠する張魯を無事に討伐するも、史実通りに劉璋に企みがバレて敵対関係に。手間が省けたとばかりに劉璋の本拠、成都に進軍。が、落鳳坡に龐統が討ち取られてしまいました。
「らんせにせいをうけ、さんじゃくのけんをひっさげて、ばんせになをとどろかせてこそほんもうともうすもの。しかるにちゅうどうにたおるるとは、む、むねん! ガクッ」
孔明に匹敵する知力(数値245)を以って、心強い味方であった龐統がここで死んでしまったのです。プレイヤーにとっては痛手でしかありません。張飛は珍しく撤退という好判断。しかし敵の追撃厳しく、城に追い詰められるも間一髪、孔明の援軍が到着。関羽、趙雲も加わり反撃開始です。直ちに軍団の再編を済ませ逆侵攻開始。蜀の防衛ラインを次々破り、厳顔、雷同、呉懿、蒋琬といった智将、名将が続々と降ります。
ついに成都まで軍を進めるも金雁橋では劉璋軍筆頭にして龐統を討ち取った名将、張任が一騎打ちを申し込んできましたが、先鋒、馬超の敵ではありません。
「ああ、これでショクはリュウビのものとなろう。おしいかな、ショクや・・・グフッ」
辞世の言も実に渋いナイスな敵キャラでした。
そして本拠で抵抗する劉璋を討ち、ついに劉備の入蜀が成ったのでした。