天地を喰らう2 諸葛孔明伝 〜試練を食らう〜
多少、予想の斜め上を行ってたものの、めげることなくゲームスタート。プレイヤーはどうやら劉備で、王様っぽいオッサンに「エンジュツ」という悪玉を討伐しろと命じられているご様子。まさにRPGの王道、「おお、よくぞきた、伝説の勇者よ! 大魔王を倒してまいれ」のパターンを地で行ってます。んで、その王様っぽいオッサンの隣に侍ってる長髪の「ソウソウ」という奴が曹操なんだなと分かります。まあ、他に知ってる人物とかいないし。
で、このソウソウが自身の配下を付けてくれるというので、もちろん「はい」を選択。朱霊、露昭というマイナーキャラが仲間に加わります。三國志でも記憶に残らぬ低性能キャラです。しかも顔グラが本当にフツーのオッサンで、どう見てもザコ! でも、いないよりはマシです。
なにしろここで「いいえ」を選択すると、本当に仲間として加わらず、一人で討伐に行かされるのですから。2周めプレイの時、その事実を知りびっくりしました。さすがの漢仕様。男一匹ガキ大将な生き方を求められます。いや、筆者はその作品未読なのでただの印象なんですが。
まあ、城を出れば関羽、張飛の二人が加わってくれるので、男一匹にならずに済むんですけどね。でも、序盤はザコくても3人より5人の方がそりゃ有利です。
で、まずはRPGのプレイスタイルに従い、城周辺のザコを狩ってレベル上げ。戦闘システムはやや独特ですが、良くも悪くも普通のRPGです。
レベルがある程度上がればいよいよエンジュツ討伐にレッツラゴー。ちなみに曹操配下の朱霊、露昭はレベルアップしません。所詮はお目付けか監視役。これでああ、こいつらは途中で離脱するんだなと予想できます。ザコい顔グラも納得です。
で、エンジュツなる人物はどこぞの洞窟に陣を張ってるとのこと。あからさまに兵法を無視してますが、RPGならダンジョンで王道です。途中で紀霊というエンジュツの懐刀とも戦います。ああ、いたいた。三國志にそんな武将。このゲームは敵武将と戦闘になった時、情報コマンドで顔と名前とステータスが確認できるのですが、ここで初めて人物名の漢字表記が分かるわけです。
そうなのです。賢明な方は薄々勘付いてらっしゃるでしょうが、この当時、筆者は三国志の物語などほとんど知りません。光栄SLG三國志で得た乏しい知識と、やはり床屋で読んだ横山三国志の知識が漠然とあった程度なのです。その「三国志を知っているつもり」の、筆者が本格的に三国志に触れたのは事実上、この天地を喰らう2だったと言っても過言ではないのです。