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天地を喰らう2 諸葛孔明伝 〜ラストを食らう〜

 と、ハズレのない作品をいくつかピックアップしましたが、三国志にはちょっとした都市伝説があります。それは三国志は時代、時代でブレイクするというもの。

 元祖は吉川三国志でしょう。それから横山光輝三国志で再ブレイク。TV時代には人形劇。それからパソコン時代となり光栄三國志。サブカル隆盛の時代に蒼天航路が大ヒットし、家庭用ゲーム機時代に真・三國無双。ま、ちょっとこじつけっぽいですが、これも根強い人気がある作品だからこそでしょう。


 実は日本人って中国人より三国志が好きなんじゃないかと思うことさえあります。これも吉川三国志の功績と言われています。江戸時代より伝わる様々な三国志本、そして外伝、講談などを自らの筆力によってまとめ上げ、血沸き肉踊る戦国絵巻として完成させたのだそうです。

(このあたりは六騎堂輔鎮氏なる謎の人物が出版したパソゲー三國志3の非公式ガイドブックに詳しいので、機会があれば是非一読することをオススメします)


 特に有名なのが曹操を魅力的な人物に描いたこと。実は中国でも曹操は非情な暴君のように長年扱われてきました。最近はまた評価が変わってきてはいるようですが、それも日本のサブカルが入ってからのことなんじゃないかなあ、と、筆者は感じています。


 それにしても他所の国のことなのに、なぜここまで人気があるのでしょうか。日本人は三国志の人物を時にお手本に、漫画やゲームのキャラとして、そしてマスコットや美少女にまでして楽しんでいるのです。普通はあり得ないことだと思います。中国人が桶狭間や関が原に夢中になるとは、ちょっと考えられません。


 日本人って、他国の歴史さえ、熱心に研究したり、楽しんだりできる変な民族なのかも知れません。もちろん、いいことだと思います。胸を張っていい国民性だとも思うのです。そういう事実を認識できるようになったのもひとえに本作のお陰でしょう。感謝していますが、ちょっとだけ悔しくもあるのです。


 筆者は光栄ファンでありながら、三国志のファンになったのはカプコンからリリースされた本作だったからです。カプコンといえばストⅡでしょう。筆者もかなり遊びました。

 アクションはしょうがないと思うんです。光栄からはほとんど出てなかったし。でも、三国志のゲームで光栄以外のメーカーのお世話になるっていうのは、やはりちょっと後ろめたいものがあったんですね。でも、面白いんだからしょうがない。

 それから筆者は復刻販売されたPS版「天地を喰らう 赤壁の戦い」を購入。しかし難易度が高く全クリはできませんでした。筆者的にはFC版の方が高評価です。


 そもそも本作はまず原作があるキャラゲーだったはずです。アーケードが人気だったけど、FCに移植する際、容量の関係でRPGにせざるを得なかったのでしょう。しかし製作陣はそこにオリジナルの解釈、ストーリーを入れることにより、アーケード版以上のものを作り上げた。実に凄いことだと思います。


 でも、これと真逆のことをコーエーは真・三國無双で成し遂げたので、筆者的には満足してます。一番知りたいのは、コーエーの社員さんは本作をプレイしたことがあるのか、もしプレイしたらどんな感情を抱くのか、それを想像するだけでも、筆者はつい、ほくそ笑んでしまうのです。


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