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日本円でダンジョン運営  作者: sterl
一章 獣神王の迷宮
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ナーダルの正体

 突然表れた男に着いていった先は、スラム街にある一件の古民家だった。壁が崩れていたりクモの巣が張っていたりと、荒れ放題になっている。


「さて、まず俺の話からしようか。俺はナーダル。前の獣神の混沌迷宮の子だ」


「……はい?少し整理させてください」


 前の獣神の混沌迷宮?私が獣神の混沌迷宮という名前をつけたのが、前にもあった獣神の混沌迷宮と名前が被ったってことなのか?

 あと前の獣神の混沌迷宮の子?このナーダルって人はダンジョンの子ってことか?


「もういいか?まず、たまたまダンジョンの名前が被っているだけだと思ってるだろう。だが、正確には何者かからの思考操作が影響している。そう俺の親父が言っていた」


「思考操作?いったい誰から」


「おそらく邪神だろうな。邪神はこの世界に降り立つとき5つの混沌迷宮を造らせる。お前はその内の一つ、獣神の混沌迷宮のダンジョンマスターに選ばれたって訳だ」


「選ばれた?だが確かに、それが本当なら日本からあの男に連れてこられたのも納得できる」


 今までこのダンジョン運営を神の使いに任されたことを、どことなく妙に思っていたのだ。だが、選ばれたというのを鵜呑みにするなら納得がいく。つまり、神の使いは邪神の使いだったのか?

 とりあえず今はそう考えるしかないか。


「日本、なんか聞き覚えがあるような……。そうだ!確か母さんの故郷だったはずだ。ということはその日本からダンジョンマスターが選ばれているのか?」


「あの、ナーダルさんの親ってどんな人だったんですか?」


 さっき前の獣神の混沌迷宮の子って言ったのに、親父と母さんと言っている。ダンジョンの子では無いのか?それともその親がダンジョン?


「ああ、分かりにくい言い方してたな。俺の親は、前の獣神の混沌迷宮のダンジョンマスターと人間だ」


 なるほどスッキリした。

小説を書くのをすっかり忘れていた……。今日は1話だけですみません

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